【Canon】黄金の「s」バッジ。EOS 1Ds MarkIII
― EOS 1Ds MarkIII ―
“s”の称号を与えられた最後の雄。
35mmフルサイズセンサーの搭載された、かつての旗艦機だ。
抜けるような秋晴れの青空。
大きめのカメラをスナップの相棒にする事への心配は、
ひとたびシャッターを切ったとたん、杞憂に終わった。
手にカシャっと伝わってくるレスポンスの早いシャッター音が「1D」という至高の存在たる所以を物語る。
スナップ写真を撮りに出掛けるには少々、仰々しいようではあるが、
握りやすく、身体と一体化したようなこのカメラを握りしめ路地へとくり出す。
本体だけでも1.2kg以上あるEOS 1Ds MarkⅢ。ずっしりと重みを感じるボディではあるが、
しっかりとホールドすることが出来るグリップや、プロの現場で培われた高い操作性、
広いファインダー、これらが高い次元で融合し、構えてみると不思議とその重さは感じない。
まさに人馬一体ならぬ「人写一体」といったところであろうか。
撮るという欲求を駆り立てる何かが、この「1Ds MarkⅢ」から感じられるのだ。
最強のカメラ「1DX」が頂点に君臨している現在、
敢えて「1Ds」を選ぶ理由はどこにあるのであろう。
手に取ってみれば、「1Ds、まだまだやるな。」 ―そう思うはずである。
例えば、ひと世代前のシンプルなメニュー画面は、
私のような、ハイテクにこれといった強い拘りのない人間を、
撮ることに集中させてくれる。
出てくる画も、いい意味で今のキヤノンとはちょっと違う。
発色が素直で、幾分すっきりしているような色の出方だなぁと感じるシーンがあった。
トーンの落ち着いた、反射光が回っているような場所。
そんな環境で光をとらえる時、1Dsの旨味を活かすことが出来た。
連写性能こそ高くはないものの、1枚1枚丁寧な作品づくりをされる方に
この「EOS 1Ds MarkⅢ」は最適なカメラではないでしょうか。
キラリと光るゴールドの「Ds」バッジが目印です。
在庫多数ございます。
是非一度、このカメラの操作性を体感されてはいかがでしょうか。
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Lレンズ標準ズームの王道。フルサイズのカメラで使えば、
望遠側105mmという焦点距離の有用性が実感できます。便利!
今回EOS 1Ds MarkⅢと共に使用したレンズがこちら↓
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