Canon EOS Rシステムにフォーカスし、その魅力をお伝えして参ります。
第二回はRF24-240mm F4-6.3 IS USMを紹介します。
実はキヤノンでフルサイズ用の高倍率ズームが出たのは
「EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM」以来15年ぶりです。
その為、高倍率ズームを使用したいキヤノンユーザーの多くは、
LレンズかTAMRONの28-300mmを使用していたかと思います。
RF24-240mm F4-6.3 IS USMの主な仕様は以下の通りです。
レンズ構成:15群21枚
絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
最小絞り:36
最短撮影距離:0.5m(24mm時)
最大撮影倍率:0.26倍(240mm時)
特殊光学材料:非球面x1 UDレンズx2
フィルター径:72mm
最大径×長さ:約φ80.4×122.5mm
質量:約750g
手振れ補正効果:約5段分
今回、RFレンズとして出た高倍率レンズは上記のEFに比べるととてもコンパクトで、持ち運びしやすくなっています。
ズームリングも高倍率レンズならではのリングのムラも殆どなくスムーズに動かせます。
レンズの特徴としては、コントロールリングとピントリングが一体式になっており、
マウント部付近のスイッチで切り替えられるようになっています。
出来れば同時に使用できる方が望ましいと私自身感じていましたが、
実際撮影する中ではスイッチはコントロールリングにしたままで、
一度も手動でのピント調整を行わなかった事もあり、ピントリングに切り替える事はありませんでした。
これは、RFシステムのAFの精度やスピードと言った信頼性がが高いと言う事の裏付けかもしれません。
今回はEOS RPに装着して近くの川と公園に撮影しに行きました。
F6.3 1/800秒 ISO 250
桟橋の足元を撮影。
ズーム域が広いので、10~20メートルぐらい離れていましたが、
かなり近寄ったイメージで撮影できます。
F6.3 1/1250秒 ISO 500
望遠側の良いところは近くに入ることが出来なくても、
外から取りたい構図だけ決めて撮影できることです。
高倍率ズームなのでF値は暗く、手前のフェンスが少しぼやけて写っていますが、
そこが、スコアボードを良い雰囲気に演出してくれています。
F4 1/500秒 ISO 500
今度はズームリングを最広角の24mmにして草木の影を撮影。
伸びた影が放射状に伸びて神秘性を少しだけ演出してくれてます。
画質面では中央部と周辺部での解像力の差も少なく特に申し分なく満足いくものでした。
しかし、画質やボケ感を徹底追及するとLレンズの方が良いのかもしれません。
今回紹介したレンズは、
ご自宅近辺での撮影でしたり撮影にあまり比重を置かない旅行等でとても重宝されると思います。
今回使用したボディEOS RPの中にあるRAW現像システム「クリエイティブアシスト機能」
こちらの機能をRAW現像で使用しましたがとても便利で面白かったです。
こちらの紹介はまた別の機会にご紹介いたします。
それでは、また次回お会い致しましょう。