【Canon】EOS R6だからこそEFレンズ
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2020年8月にCANONが満を持してNEW STANDARDを謳ったベーシックモデル。
ー CANON EOS R6 ー
フルサイズミラーレス一眼カメラとして洗練された性能を持つ本機種にはおすすめポイントがたくさんあります。
正直申し上げると、2024年現在でもこちらのカメラを買っておけば基本的に間違いないと言っても過言ではないレベルだと思います。
なので今回はCANON EOS R6の魅力についてと、是非一緒に合わせて使っていただきたいEFレンズについてお話していきますので最後までお付き合いください。
まずは簡単なスペック確認からしていきましょう。
・有効画素数:最大約2010万画素
・フォーカス方式:デュアルピクセルCMOS AFⅡ
・カードスロット:ダブルスロット(SDカードのみ)
・モニタータイプ:バリアングル液晶
・モニタードット数:約162万ドット
・シャッタースピード:1/8000~30秒、バルブ
・常用ISO感度:ISO100~102400
・連続撮影速度:最高約12コマ/秒(メカシャッター/電子先幕シャッター)、最高約20コマ/秒(電子シャッター)
・手ブレ補正:ボディ内手ぶれ補正有り
・重量:約680g(バッテリー、メモリーカードを含む)
こちらのスペックの中で個人的に注目したいのは常用ISO感度が102400まであるという事とボディ内手ブレ補正が付いているという2点です。
写真を撮る際に気をつけたい部分として”ブレ”というのは外せない項目です。
そのブレの中には「手ブレ」「被写体ブレ」というものがあり、基本的にシャッタースピードを上げることにより解決をしてきました。
しかし今回はボディ内手ブレ補正が搭載されたことによりレンズに手ブレ補正が無くても”手ブレ”を防ぐことができます。
ですが、動き物に関してはそうはいきません。
シャッタースピードを上げないことには”被写体ブレ”を防ぐことはできませんので、そうなるとISO感度が上がっていき高感度ノイズが発生することになります。
ただここで本領を発揮するのが常用ISO感度102400です。
約2010万画素という抑えめな画素数によりノイズ耐性に強くなっているので、躊躇いなくシャッタースピードを上げる事ができるので、EOS R6はブレに対する対策がしっかりできたカメラと言えるでしょう。
あと、力技ですが手ブレは諦めて、メカシャッター/電子先幕シャッター時の秒間12コマ、電子シャッター時の秒間20コマに頼り成功写真を探すのも一つの手かもしれません。
ではここからはタイトルにもあるようにR6にEFレンズをお勧めしたい理由について触れていきたいと思います。
R6にはRFマウントのレンズを付けていただくのが基本となりますが、なぜEFレンズをお勧めしたいのか…
実はR6のセンサーは何を隠そうCANONデジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデルである1DX MarkⅢベースのセンサーを積んでおります。
R6専用のチューニングが施された物になっており、EFマウントのレンズとの相性は抜群です。
EOS RシリーズのボディにEFレンズ取り付ける場合には”EF-EOS R”のマウントアダプターが必要となりますが、全長24mm、重量110 g、防塵防滴仕様となっており、使い勝手はとてもいい感じです。
では、早速R6におすすめのEFレンズを作例と共にいくつかご紹介していきたいと思います。
ー EF50mm F1.8 STM ー
まず1つ目はこのご紹介から外すことのできない超絶コスパレンズ「EF50mm F1.8 STM」です。
世間では”撒き餌レンズ”と呼ばれているこちらのレンズですが描写に関しては大満足です。
絞り開放だと少し甘めの描写になりますが、中央画質もF2.2以降からかなりシャープネスが高くなっていきます。
しかしポートレート撮影等で使用される際は肌の質感まで写したくないという場合もあると思いますので、絞りもその場面に合わせて設定してみてください。
そして、CANONの撒き餌レンズの素晴らしいところは最短撮影距離35cmという短さです。
他メーカーの同様のレンズを見渡すと最短撮影距離が45cmのレンズが多く、10cmの差は日常使いする場合に大きく影響するのではないでしょうか。
ちなみにRF50mm F1.8 STMは最短撮影距離30cmを実現しており、更に使いやすさが増しております。
ー EF17-40mm F4L USM ー
現在の小三元広角ズームレンズの原点と言っても過言ではないこちらのレンズは非常に使いやすい焦点距離を実現しております。
よくある16-35mmのレンジとは違い、充分な広角域の17mmから標準域に近い40mmまでカバーした丁度いいレンズでスナップ撮影にも最適です。
そして最短撮影距離も28㎝なのでシンプルに寄れる40mmレンズとしても活躍してくれるでしょう。
更に重量も475gと広角ズームレンズの中でも軽めの設計ですので持ち歩きやすくなっております。
手ブレ補正はレンズに搭載されていませんがR6にはボディ内手ブレ補正がありますのでなにも問題ありません。
こちらのレンズは周辺画質の低下が課題でしたが、レンズ光学補正内にあるデジタルレンズオプティマイザをかけることにより周辺画質が大きく改善されるため、個人的にはR6内で設定しておく事をおすすめ致します。
Lレンズである証、赤鉢巻により所有感も満たしてくれる当レンズですが、かなりお手頃価格で手に入れることができるので、初めてのLレンズとしてもオススメの一本です。
ー EF24-70mm F2.8L Ⅱ USM ー
こちらは言わずもがなの銘玉、大三元標準ズームレンズです。
Ⅰ型からの進化が著しく、重量は約150g軽減、周辺画質の向上、逆光性能の向上が主に挙げられます。
Ⅰ型は24mm側で鏡筒が伸び、70mm側で一番短くなるという通常とは逆の動きをするレンズでしたが、Ⅱ型から通常のズームレンズと同じ挙動となっております。
そのためレンズフードも小さくなり取り回しも良くなりました。
こちらのレンズはRF24-70mm F2.8 L IS USMにも引けを取らない描写力の持ち主で絞り開放から解像力が高くなっていますので、一本持っておけば大体なんでも撮れてしまう優れ物です。
カメラを仕事にしたい方にも是非一本手にしていただきたいです。
ー EF70-300mm F4-5.6 IS USM ー
こちらは”隠れLレンズ”とも呼ばれる最強コスパ望遠ズームレンズです。
RFレンズでは主流となっている「ナノUSM」をフルサイズ用EFレンズとして唯一搭載しており、従来のリングUSMよりも高速なAFが実現できております。
レンズ側で約4段分の手ブレ補正があり、尚且つとても素晴らしい描写力を兼ね備えた当レンズですが、その他にも撮影距離や焦点距離、カメラやレンズの揺れ量などの情報を表示する液晶画面も搭載されており、利便性も良いにも関わらず「シンプルに格好良い」という心をくすぶられるオススメレンズです。
いかがでしたでしょうか。
EOS R6 MarkⅡが2024年現在のNEW STANDARDであることは間違いないですが、EOS R6も沢山の魅力を持ったカメラです。
そして、今回ご紹介したレンズはほんの一部で、EFマウントにはデジタル一眼レフ時代を支えた素晴らしいレンズがたくさんあります。
できる限り安価で様々なレンズを使いたいと思っている方にはEFレンズを使っていただくのが最適解と言えるでしょう。
ミラーレス時代だからこそ蘇るレンズもたくさんありますので是非他のレンズもチェックしてみていただき、楽しいカメラライフをお送りいただければと思います。
生産完了しているEOS R6や一部のEFレンズは中古商品の中からお探し頂けます。
マップカメラでは中古商品のメンテナンスを専門の修理業者にて行っておりますので安心してお求めいただければと思います。
最後まで御覧いただきありがとうございました。