【CarlZeiss】Batis 25mm F2で撮る国際フォーラム
風の冷たい日、青がよく映える青空、この日は丸の内にある国際フォーラムへ。
持ち出したのはSONY α7ⅢとCarlZeiss Batis 25mm F2です。
広角レンズを使いたくて国際フォーラムを選んだのか、国際フォーラムに行きたくて広角レンズを選んだのか覚えていませんが、初めての地に初めてのレンズで足取りは軽くなります。
有楽町駅を降り、すぐに国際フォーラムには向かわず駅周辺を少し散策。
歩道に咲いていた白い花を撮ってみます。。
さっそくコントラストの高い描写に、CarlZeissレンズを所持していることを実感して期待度が高まりました。
最短撮影距離は20cmと、接写にも強いレンズです。
建造物が与えてくれる冷たい印象を表現したく、ここからはホワイトバランスを電球に設定して撮影してみました。
天に向かい並んで伸びている街路樹と旗のポールは、まるで互いを意識し合うようです。
国際フォーラムのホール棟とガラス棟の間にある開放的なスペース。
ちょうど撮影を行った場所は建物の影となっていてひとけも少なく一層ひんやりと見えますが、奥に見える陽のあたる場所へと進めばキッチンカーやランチをとる人々がいました。
お昼をすませたにもかかわらずキッチンカーに引き寄せられてしまう気持ちをこらえて、夏の暑い時期になればきっとこちら側のスペースの方が賑わうのだろうな、などと考えてみたり。
さて、ガラス棟へと入ります。
国際フォーラムにおいて、特に有名なガラス棟ですが、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにおいて三つ星に指定されているそう。建物にも星があること、はじめて知りました。
目的の撮影場所は7階にありますが、無数の鉄骨はどの角度から見ても興味深くゆっくりと棟内を歩いて回りました。
ちょうど西日が差し込む時間帯です。
目的の場所にたどり着きました…!
巨大な魚の体の中にいるような、船の骨組みの中にいるような、そんな景色を一望できるガラス棟最上階の7階ラウンジ。
ここに来るまでに何度か画像などで見たことはありましたが、実際にその場に立ってみるとかなり壮大です。
透明感の美しい人気のない通路はより近未来的な雰囲気で、人々に混ざってせっせと働くロボットが向こう側からやってきそうな、そんな想像が膨らみます。
エスカレーターで地下1階へと降りながらと撮影した1枚です。
これまでとうってかわり、差し込む光とちらほらと見える人々にあたたかさを感じて少しホッとします。
規則的に並ぶ鉄骨と60mの吹き抜けに、緊張感と開放感どちらも味わえる特別な空間でありました。
いかがだったでしょうか。
隅々までシャープな写りに、また335gと軽くスナップ撮影にも持って来いの1本。
日頃標準域のレンズを好んで使うことの多い筆者ですが、広角レンズでの撮影欲を掻き立ててくれました。
広角レンズの購入をお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひとも候補のひとつにしてほしいレンズです。