【CONTAX】銀塩週間 T2
秋の大型連休、シルバーウィークの季節が今年もやってきました。
シルバーと言えば銀塩ということで、今年は「銀塩週間」と題しマップカメラスタッフが撮影した銀塩写真を投稿していきます。
フィルム価格だけでなく現像代の高騰や人気フィルムの生産終了など、崖っぷちと言っても過言ではないフィルム文化を何とか後世に残していきたい。
そんな思いを胸に「毎日使えるフィルム」をテーマに、安価で使い勝手の良いFUJIFILM FUJICOLOR 100で撮影した写真を是非ご覧ください。
今回使用した機材はCONTAX T2です!
良く晴れた夏の日、こんな日はFUJIFILM FUJICOLOR 100がとてもよく合います。安定感のある写りに、安価な本フィルムはまさに「毎日使えるフィルム」。
今回は高級コンパクトカメラとして名高いCONTAX T2とともにお届けいたします。
他とは一味違う描写力にシンプルな使い勝手は、手の出しにくい価格帯であることも納得せざるを得ない一機です。
西新宿の街並みを、上から撮ったり、下から撮ったり、また上から撮ってみたりしました。
ビル群の中にある青々とした緑や木漏れ日など、都会の魅力をぎゅっと詰め込んでくれるコントラストの高さです。
もちろんMFでの撮影も可能ではありますが、絞り優先AEとAFでの撮影をメインとすることができるのがCONTAX T2の強みといえるのではないでしょうか。
かばんに常に忍び込ませていても苦ではないコンパクトさと相まって、撮りたい瞬間を捉えることが出来ます。
本機の最短撮影距離は70cm、何か被写体に近づいてAFでの撮影を行う場合は注意しなくてはいけません。(このように…)
お世辞にも寄れるとは言えないカメラですので、例えば椅子に座った状態でのテーブルフォトなんかであればあまり得意ではありません。
70cmから35cmとなった後継機CONTAX T3との比較として、この最短撮影距離が最も大きな違いだとよく挙げられます。
とはいえ、目的の被写体をメインとした構図は失敗してしまいましたが草花の鮮やかな発色はさすがツァイスレンズです。
フィルムカメラを持つようになって、日常の中にある陽の光を意識するようになりました。まさにFUJIFILM FUJICOLOR 100のあたたかみを感じられるような写りはぴったりではないでしょうか。
ふとした景色を美しく切り取ることができたときの喜びは、フィルムカメラだからこそより感じられるものだと思います。
最後に夕暮れどきに訪れた葛西臨海公園から。
すっかり日が落ちはじめてしまい、ISO100のフィルムは現像まで不安がありましたが、想像していたよりしっかりと写ってくれました。周辺減光の濃く出る、いかにもフィルム写真らしい1枚となりました。
毎日使いたいフィルムに、毎日使いたいフィルムカメラ、これからもあまり気負わずに楽しんでいけたらなと思います。
本日はCONTAX T2にてお送りしました。
次回もお楽しみに!この他の銀塩週間ブログはこちらから
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