【EOS RP発売記念】いい写真の予感がする。vol. 4
EOS RPの発売までいよいよあと1日!!
サムネイルの写真でお気づきだと思いますが、前回同様「浜離宮恩賜庭園」での写真をお届けします。
前回の「CONTAX Planar T* 50mm F1.4 AE」と一緒に持っていったのは、
「Leica SUMMICRON R 50mm F2 3カム」
マウント:ライカ R
レンズ構成:5群6枚(絞り羽根:6枚)
最短撮影距離:0.5m
フィルター径:シリーズ6
質量:約330g
(KIPON製レンズマウントアダプター使用)
ライカのRマウントレンズは、1965年発売のライカフレックスI型から2002年発売のライカR9まで続いたライカのフィルム一眼レフカメラに装着可能なレンズです。
同じ焦点距離・絞り値のレンズでも、ほとんどのもので外観の形状が大きく新旧2タイプに分かれます。 旧型はよく「先細タイプ」などと呼ばれています。
また時代によって、ボディに連動するレンズ内のカムの形状が異なったり、電子接点(ROM)が必要になったりと、Rシリーズのカメラの中でも使えるレンズ使えないレンズが存在し、結構複雑でした。
当時から「ライカの一眼レフ機は壊れやすい」とか「修理が大変」といった芳しくない評判が先行し、レンジファインダーM型カメラに較べ、人気は一段も二段も低いものでした。
R9が製造終了になってからは、なおのことその傾向が増し、Rマウントレンズの人気も下降の一途をたどっていました。
ところが、ミラーレス機の登場により、レンズマウントアダプターの存在がカメラユーザーに広く認知されだすと、「Mマウントレンズより優れている」なんて評判も現れ、一気に人気上昇。 最近では市場に出回る数がめっきり減ってしまいました。
どうです、EOS R に装着したときのこの佇まい。 見た目のコンパクトさに対し、真鍮製の鏡胴は手にズッシリきます。
純正フードを取り付けると、こんな感じ。 オールドレンズ感が漂っています。
というわけで、人々の集う満開の菜の花畑で、人知れず贅沢にツァイスとライカレンズの撮り較べをしていたわけです。 一人で…
f/2 AE ISO感度 100
前回と同じ構図で。 絞り開放F1.4とF2の違いはありますが、前景はきれいにボケました。
f/4 AE ISO感度 100
これまた前回と同じ構図。 でもプラナー50mmのようなボケの流れる感じはなく、落ち着いた印象。
f/5.6 AE ISO感度 100
さすが菜の花畑。 あちこちで蜂が蜜を集めていました。 座り込んで、動き回る蜂をマニュアルフォーカスで必死に撮影。 …えぇ、一人ですけど…
f/4 AE ISO感度 100
これも手前の蜂と奥の道行く人を気にしながら撮影していたら、上方に点々が… もしかしてセンサーゴミ… いえ、ちっちゃい虫の大群でした! …ってか、自分の上にも! 慌てて飛びのきました。 菜の花畑あるあるです、お気をつけください。
f/5.6 AE ISO感度 100
菜の花の撮影に夢中になっていましたが、ふと足元を見るとこんな影が… 日も傾いてきて伸びた影のおかげか、ちょっと広角っぽい絵になりました。
f/11 AE ISO感度 100
バックの梅の花もぼかさないよう絞り込んで撮影。 細密な感じになりました。
f/2.8 AE ISO感度 100
紅梅をアップで。 やはりプラナー50mmよりも、バックのボケは落ち着いた印象。 花の輪郭も柔らかく表現されています。
気がついたら、早くも閉園時間が迫ってきました。 …って、ずっと菜の花ばっかり撮ってて、園内全然回っていない…
慌てて池の方まで足を伸ばしました。
f/5.6 AE ISO感度 100
建設中の高層ビルをバックに、松の雪吊りを。 そして、時間切れ…
帰りもJR新橋駅を目指します。
f/5.6 AE ISO感度 100
全面ガラス張りのビルも多く、夕陽に照らされ綺麗です。 その中を新交通ゆりかもめが、大きなカーブを描きながら走り抜けていく… 本当に近未来的な光景です。
f/5.6 AE ISO感度 100
こんな超高層ビルに勤務する企業戦士たちも、夜は西口の聖地に赴くのでしょうか… って、ついつい景色にそぐわないことを考えてしまいます。
前回も書きましたが、EOS Rと単焦点50mmだけでの撮影、なかなか楽しいものでした。
EOS RPなら、より軽快な撮影も期待できそうです。
1日中カメラを首から提げていても苦にならない軽量ボディ。 それでいてしっかりホールディング可能な大き目のグリップ。
現代のレンズに較べ小振りなオールドレンズとの相性も良さそうです。
う~ん、早くEOS RPと遊んでみたい!!
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