【FUJIFILM】GFX100IIは写真も動画も最高だった。
FUJIFILMFUJIFILM GFX seriesGFX100IIミラーレス動画ミラーレス動画 フジフイルムX / GFX編冬の煌めき動画撮影旅
FUJIFILM GFX100IIが発売されてから早5ヶ月。
既に手にされた方も多いことかと思います。
一度発売時に使用しましたが、再度動画撮影も含めて使ってみることにしました。
GFX100IIは新センサーを搭載したことにより4K/60P及び8K/30Pの4:2:2 10bitのカメラ内カード記録に対応しました。
中判デジタルでここまで撮影できるのは驚きです。
今回は4K60Pで撮影してみました。
もちろん写真も撮影してきました。
一緒に持ち出したレンズ以下の3本です。
・フジノン GF100-200mm F5.6 R LM OIS WR
・フジノン GF55mm F1.7 R WR
・フジノン GF110mm F2 R LM WR
これらの機材と一緒に長野県にある霧ヶ峰高原へ行ってきました。
深夜に車を走らせ、辺りが白み始めた頃に目的地に到着しました。
辺りは霧がかかっていて林がそれに隠れていくグラデーションを写真に納めました。
まだかなり暗い時間に撮影したので手持ちでは厳しいような気もしましたが優秀な手ブレ補正のおかげもあってか何とか撮影出来ました。
時間が経つと辺りの霧がはれて空が見えてきました。
陽の光が滲む空の反対には月がまだ見えています。
レンズをGF100-200mmに替えダイナミックに林と月を切り取ってみました。
寒さに耐え忍ぶ木々と夜を照らす月。
どちらも静かで力強いです。
GFX100IIに限った事ではありませんが、筆者はGFXを使用する時、縦構図の写真が多くなってしまいます。
4:3の写真は縦に撮っても安定感が感じられてとても好きです。
いよいよ空も赤くなり始めたころ筆者の目の前には富士山のシルエットが鮮明に写し出されていました。
この美しさを前に寒さを忘れてファインダーを覗いていました。
GFXのセンサーから生み出される空の色の豊かな階調。
何処までも被写体に近づけそうな解像感。
GFX100IIとGFレンズを持ってきてよかったと思えます。
富士山の右側には南アルプスが広がっています。
鋭利な山肌やそこに生えている木々、頂上付近に掛かる雪や雲。
自分の目で見るよりも鮮明に写し出されています。
今までGFXで山を撮影した事はなかったのですが、中判デジタルセンサーから生み出される山の存在感にただただ感動してしまいました。
遠景写真を一通り撮影したところでレンズをフジノン GF55mm F1.7 R WRに替えました。
中判サイズのセンサーとF値1.7のレンズから生み出される滑らかなボケは幻想的な雰囲気を纏っていて、ついついF値開放ばかりで撮影してしまいます。
開放時でもピント面はしっかり解像されていて被写体となるすすきがしっかりと存在感を出しています。
逆光耐性も高く、ゴーストやフレアも最小限に抑えられています。
この写真を見てフジノン GF55mm F1.7 R WRの逆光時の描写が好きになりました。
1億画素で撮影した写真はクロップしても画質が落ちないのがメリットでもあります。
車で移動している途中に遠い山の中腹にひと際白くなっている木がありました。
200mmで撮影しても小さく写ってしまいましたが、後でクロップしてみるとかなり大きくできました。
白樺湖の方へ下りていくとなんと雪が降り始めました。
少し前まで青い空と山々を眺めていたのに…。
大きな湖面に浮かぶ白樺の木は雪も相まって幻想的でした。
結露には注意しなくてはなりませんが、防塵防滴で動作環境も-10℃~+40℃と天候の変わりやすい高原地帯では心強い相棒になってくれるでしょう。
撮影した写真はこの辺にして、動画も是非ご覧いただきたいと思います。
今回は全てのシーンの撮影時に三脚を使用しました。
手持ちでも撮影して見たかったのですが、寒すぎて今回は諦めました…。
またGFX100IIに新たに搭載されたMFアシスト機能フォーカスマップですが、非常に使いやすい機能でした。
今回の撮影では外部モニターを持って行かなかったので、背面モニターのみでピントを確認していました。
ピーキング機能も良いのですがフォーカスマップだと液晶モニターに近づかなくても一目でピントの合っている領域を認識することができます。
また、新たにF-Log2が搭載され、何とダイナミックレンジが14+stopに広がっています。
諧調が非常に豊かで編集もしやすさも優れていました。
まだまだ素晴らしい機能が盛り込まれているGFX100IIですが、一回で全ての機能を使用しきることはできませんでしたので、引き続き使用していきたいと思います。