【FUJIFILM】Large format × Shibuya/at night
カメラを探す時、買う時に一番気に掛けるであろう点がセンサーサイズだと思います。
実際に筆者も始める際にセンサーサイズをまず調べ撮りたいものに合わせて選ぶなどしてきました。
一般的に挙げられるセンサーサイズの中でデジタル一眼で主流なのが
・フルサイズ【35mm判】
・APS-C
・M4/3(マイクロフォーサーズ)
上記3サイズが挙げられると思います。
他にもAPS-Hや1型センサーなどもありますが、割愛します。
上記の中では、フルサイズと呼ばれるのが一番大きいセンサーサイズとなります。
ご存知の方も多いですが、センサーサイズが大きいメリットは多く、
・暗所に強くなる
・ボケ感が強くなる
・階調表現が豊かになる etc…
このようにたくさんの利点があります(逆にデメリットも勿論あります)
さて、なぜこんな話をしたかといいますと今回カメラに詳しい方は既にお気付きの方だとは思いますが
デジタル一眼カメラには、フルサイズを上回る更に大きいセンサーサイズが存在します。
それが、タイトルにもなっている【ラージフォーマット】です。
よく、中判や645(ロクヨンゴ)などと呼ばれています。
フルサイズフォーマットのセンサーサイズは36mm×24mmですがラージフォーマットのセンサーサイズは44mm×33mm。
サイズ比でおよそ1.7倍大きいセンサーになり、焦点距離は表示のフルサイズ換算から0.79倍となります。
だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、
今回そのラージフォーマットのカメラGFX50RとGF32-64mmF4を使い渋谷の夜景を下から見下ろす構図で撮影してきました。
焦点距離:32mm / F4 / SS1/2秒 / ISO125 / CWB3800K
今回の撮影スポットは渋谷スクランブルスクエアの46階にあるShibuya Sky
360度見渡せる展望エリアから三脚を使い撮影しております。
晴れていれば、屋上での撮影も可能でしたが本日はあいにくの雨でした。(※屋上では三脚等の使用は出来ません)
まず撮影して一番に驚いたのが、SSです。ISO125なのに1/2秒で撮影が出来ました。上手い方だと手持ちで撮れるレベルのSSです。
次に解像度。こちらでは等倍のデータを見せることが出来ませんが自宅のPCでこの写真を拡大して見たとき、看板のロゴや文言がはっきり見ることが出来ました。
有効約5000万画素の高画素に加え、ラージフォーマットの階調表現の能力、更にそれを余すことなく解像するレンズスペックに脱帽しました。
焦点距離:32mm / F4 / SS1/1.3秒 / ISO160 /CWB4800K
次にヒカリエのある辺りを撮影しました。WBをさっきより昼白色寄りの4800Kに設定しました。
焦点距離:32mm / F4 / SS1/2秒 /ISO160 / CWB4800K
今度は109がある辺りを撮りました。毎年渋谷で開催されるハロウィンがあると、ここが一番盛り上がっている場所だと思います。
FUKURASのビルは拡大するとビル内の椅子の数を数える事が出来るくらいの解像感。たまらないこの解像力にひたすらシャッターを切ってました。
焦点距離:32mm / F4 / SS1/1.5秒 / ISO160 / CWB4800K
本日の天気はあいにくの雨模様と書きましたが、夜景を撮る上で雨かつ、こういう高層階の撮影だと靄がかってしまい良い画が撮れないのですが、道路や街並みを見下ろすように撮影していた筆者にとってはチャンスにも感じました。
ネオン看板の光をあえてオーバーになるように撮ってみました。すると靄に光が回りソフトフォーカスのような画になりました。
焦点距離:32mm / F4 / SS0.5秒 / ISO160 / CWB4800K
いかがでしたか?
ラージフォーマットの魅力を少しでもお伝え出来たかなと思います。
今回の撮影を通じて、筆者はこのラージフォーマットをポートレートや自然の風景撮影に使ってみたいと強く感じました。
そこから得られる画は間違いなく筆者が今まで見てきた世界とは別の物を魅せてくれると確信しております。
皆さまもぜひお試しください。