3月に発売された新製品X-E4と多くの写真愛好者から支持されるライカのMマウントレンズをマウントアダプターで組み合わせ、多種多彩なフィルムシミュレーションを使用してクラシックレンズの世界を覗きます。
フィルムカメラの時代から変わらない色再現へのこだわりを現代のデジタルへ受け継ぎ、多くの人に愛され支持され続けているフジフイルムのデジタルカメラ。今回登場したX-E4もそのこだわりや技術がしっかりと詰まっています。
特にフジフイルム独自で開発されたフィルムシミュレーションは「PROVIA」や「Velvia」、トレンドカラーの「クラシックネガ」など最新機種※では18色もの多彩なフィルムの色合いを堪能することができます。その80年以上に及ぶフィルム製造で培われた素晴らしい色づくりはクラシックレンズとの相性も抜群です。※2021年3月現在
Vol.2でご紹介するレンズはLeica ズマリット M50mm F2.5
2007年11月に発売されたズマリットMシリーズとしては最小・最軽量レンズです。
沈胴タイプで携帯性が良く、かつ趣味性の高いデザインでフォーカスノブが付いているのでピントが合わせやすい仕様になっています。
フィルムシミュレーション:PROVIA/スタンダード
X-E4とMマウントレンズの組み合わせは高級感があり大人びた印象と、シルバーの可愛らしさ
そして何よりフイルムのようなクラシカルな見た目が特徴です。
ミニマムなサイズ感で片手持ちでの撮影でも疲れることはありませんでした。
フィルムシミュレーション:Classic Chrome
軽量、コンパクトで荷物を気にすることなく持ち運び可能。
今回の旅のお供にももってこいのサイズ感。
ボディの厚みはわずか32.7mm、レンズとマウントアダプターを合わせても100㎜いかないくらいのサイズ( M50mm F2.5最大径:約51.5mm)
質量が約600gもなくとても軽量になっています。(ボディ約364gレンズが約230g)
フィルムシミュレーション:Classic Chrome
筆者は日頃AFカメラを使用しており、マウントアダプターを使用したことが殆どありません。
アダプターを使用すると、どうしてもレンズ部に厚みが出るので見た目が悪くなってしまうのではなかろうか。と感じておりました。
しかしそんなことは全くなく、アダプター自体が薄くて付けているのを忘れるくらい気になる事はありませんでした。
(使用したアダプターはFUJIFILM マウントアダプター ライカMレンズ/フジフイルムXボディ用 になります)
また、X-Eシリーズで初めてチルト式のLCDモニターを採用。
ローアングル&ハイアングルで撮影する際も、光軸からズレない位置で構図が確認できます。
また180°上方向に反転するため、セルフィー撮影も勿論可能
フィルムシミュレーション:Classic Chrome
実際にチルトを使用しての撮影。
試しに縦でも撮影してみましたが光の反射で画面が見づらくなることを防いでくれました。
フィルムシミュレーション:Velvia/class nga
フジフイルムを使用される多くのお客様からお声を頂くのがフジフイルムの〝色″
フィルムのような色合いと、更に好みに近づけられる豊富な調整パラメーターで、自分だけの色を創り出すことができます。
フィルムシミュレーションを使用すると、同じ場面でもここまで雰囲気が変わってまいります。
フィルムシミュレーション:class nga
これからも本ブログを通して、さまざまなクラシックレンズを組み合わせてその魅力をお伝えしてまいります。
次回はどんなレンズが登場するでしょうか。乞うご期待!