今回はFUJIFILMのX-Pro2/XF16-80mmF4 R OISをもって紅葉が色づきはじめた京都を散策してきました。
今回どうしても訪れてみたかった「嵐山 祐斎亭」となります。
光によって染め色が変化する独自の染色技法「夢こうろ染(ゆめこうろぞめ)」を生み出す染色アートギャラリーです。
築150年明治期の建造物です。もとは「千鳥」という料理旅館で京都の舞妓、芸妓あこがれの地となります。
約18年前に、染色作家の奥田祐斎さん夫妻が譲り受け、お二人が「美しい風景を、多くの方に知っていただきたい」との思いから、
昨年秋より予約優先制にて公開がスタートした場所です。
使用機材:X-Pro2/XF16-80mmF4 R OIS 絞り:F11 シャッタースピード1/50 ISO:200
庭園の木々が水面に映り込み、「水鏡」を作り出しています。自然が作り出す不思議な世界「水面のリフレクション」に私は強く惹かれました。
光を反射させやすい特殊な水を使用しており、時間帯や天候を問わずに水鏡が見られるよう工夫されているのに驚きました。
使用機材:X-Pro2/XF16-80mmF4 R OIS絞り:F5.6 シャッタースピード1/140 ISO:200
こちらは文豪・川端康成が小説『山の音』を執筆したとされるお部屋です。
窓一面に紅葉が広がります。奥にはテーブルが置かれ、天板のガラス部分には美しいリフレクションが圧巻。
まるで額に入った絵画のような景色でした。
使用機材:X-Pro2/XF16-80mmF4 R OIS絞り:F5.6 シャッタースピード1/60 ISO:250
「丸鏡」はよく見かける四角い窓とは異なり、どこか気持ちが癒される雰囲気を持っています。
窓から眺める幻想的な和の空間は時間を忘れ、心が休まる癒しの景色です。
使用機材:X-Pro2/XF16-80mmF4 R OIS絞り:F5.6 シャッタースピード1/90 ISO:250
部屋の机に映り込む色鮮やかな紅葉が見事でした。
シンメトリーに映し出される風景は、とても幻想的な雰囲気を醸し出します。
使用機材:X-Pro2/XF16-80mmF4 R OIS絞り:F4 シャッタースピード1/140 ISO:1600
早起きして嵐山「竹林の小径」を散歩してみました。
ドラマや映画にも登場する名所中の名所で青々とした竹林が約300m続きます。
笹ずれの音やマイナスイオンに包まれる「癒やし」のひとときが過ごせる場所です。
使用機材:X-Pro2/XF16-80mmF4 R OIS絞り:F6.4 シャッタースピード1/450 ISO:800
額縁庭園「十牛之庭」(じゅうぎゅうのにわ)で有名な「圓光寺」へ
これぞ京都という美しい空間でお堂の柱を額縁に見立て、庭園を絵画のように楽しむことができます。
苔の緑の上に紅葉の赤や黄色が降りかかり、
畳の上でいつまでも紅葉を眺めていられ、非日常の空間を過ごせる場所です。
使用機材:X-Pro2/XF16-80mmF4 R OIS絞り:F4 シャッタースピード1/125 ISO:1600
京都最古の禅寺「建仁寺」となります。風神雷神図や畳108枚分の大双龍図が描かれていることで有名な場所です。
建仁寺には三つの庭があり、中でも紅葉が一際美しいのが「潮音庭(ちょうおんてい)」です。
まだ時期的に色づき始めでしたが、四角い形の庭を囲むように廊下が配置され、吹き抜けのようになっている庭園を様々な角度から鑑賞できます。
色鮮やかな紅葉で彩られる京都はどこを切り取っても絵になる美しさでした。
少しずつ本来の賑わいを取り戻しつつある日常となり、これからもっと自分の好きな場所で写真を撮る喜びを感じられたらと思います。
引き続き感染予防に気を付けて皆様も写真ライフをお楽しみください!