【FUJIFILM】X-T4と行く温泉街
出かけるときは大体デジタルカメラ1台とフィルムカメラ1台を持っていきます。
カバンから2台のカメラをごそごそ出す私を見て友人はいくつカメラ持ってきたのかとあきれ顔をするときもありますが、
フィルムとデジタル。写りも用途も全く違うのでどちらも必要です。
いつものようにフィルムとデジタル2台持って出かけた時、
到着した記念にフィルムで1枚…と思いましたが、フィルムが巻き上がりません。
フィルムを撮り切っていたのをすっかり忘れていました。
しかも予備のフィルムも持っていません。
今日はフィルムカメラで写真が残せない…少しがっかりしましたが
手元にあるデジタルカメラはFUJIFILM X-T4。フィルムシミレーションでフィルムライクな写真が楽しめることに気が付きました。
クラシックネガを選択し、FUJIFILMのフィルムらしい少しこってりした色合いに。
道の先に見えるのは春のうららかな日光です。
お店の看板の文字が少しノスタルジックです。
クラシックネガは少し濃厚な色味が強いため、正直くどいと思う時もあります。
しかし、平日のどこか閑散とした温泉街のレトロな雰囲気とは合致しています。
使いどころで魅力を倍増してくれる機能だと思います。
フィルムカメラのような写りを楽しめるカメラだと思い、いつも自分でフィルムを使うようにパンフォーカスばかり使用していましたが
寄っての撮影もしてみました。
金属製のガードレールらしい金属のぬめりのようなものがあり思わずどきっとしました。
X-T4は持った時の握りやすさが一番にあげられます。
背面に親指を支えてくれるグリップがあるからです。
出っ張りがしっかりしているため、親指でしっかり固定されるように思います。
今回X-T4には、マウントアダプターを介してNOKTON classic 35mm F1.4II SC VMを装着しました。
FUJIFILMのやわらかい写りとNOKTON classicのオールドレンズのような写りの相性が気になったからです。
NOKTONらしい、ピントは鋭いながらもやわらかい描写がFUJIFILMとマッチしていると思います。
フィルムシミレーションをETERNAに変更しました。
クラシックネガに比べるとあっさりした描写です。
ホームが地下にある駅でした。
どんどん階段を降りると、地上はもうすっかり春の暖かい日差しでしたが地下はひんやりとしていました。
ホームへと続く道です。
ひんやりとした空気とETERNAのあっさりとした描写が合っていると思いました。
撮りたい写真によって写りを変えられる楽しさがFUJIFILMのカメラには特にあると思います。
カメラは1台なのに、何台もカメラを持っているかのようです。
デジタルの便利さをもってフィルムの楽しさを持ち歩く。
FUJIFILMのカメラがあれば、1台で色々な楽しみ方を実現できるかもしれません。