「ライカ」と聞くと高級感であったり、敷居が高いなどの印象があります。
私も実際に手にするまでは同じようなイメージがありました。
フィルムライカを手にして3年ほど使ってその印象がどう変わったかなと思い出しながらこのブログを書いていこうと思います。
今回は主にLeica M6 TTL 0.85とズミクロンM50mm F2 3rd、ズマリットM50mm F1.5で撮影した写真を載せていきます。
筆者の機材に関してはこちらでも紹介させて頂いております。
こちらはズミクロンM50mm F2 3rdです。
ピントリングにノブが付いていることでも人気のこのレンズ。さすがズミクロンです。持ち前の解像力の高さでしっかりと写すことができました。
この時は確かF8かF11あたりで撮影しました。
真夏の昼間でしたので、日差しも相まって少しカリカリです。
こちらもズミクロンです。ズマリットとはなんとなく性格が違うような気がします。
過去にズミクロン50mmを比較した記事もございます。
こちらはズマリットです。上の3枚はライカを手にしたばかりの時の写真です。
それまではCONTAXの一眼レフで撮影することが多かったので、何となく構図を意識していたり被写体に何とか寄ろうとして撮影していました。
言うなれば肩に力の入った感じでしょうか。
これから先は最近撮影した写真です。
そこまで「撮るぞ!」という感じではなくなり、常に持ち歩いて気になったものをぱっと撮るようなスタイルになりました。
余談ですが、わたしの持っているズマリットは経年によってクモリが発生しています。
前玉が均一に曇っているので、描写が変に偏ることはありません。全体的に少しモヤっとする写真になります。
ですが逆に、「こんなレンズは世界にこの1本しかない!」と思うことができるほど自分の感覚に近い写真を残してくれます。
モノクロなどを撮っても優しい風合いになります。
いいなと思ったものを見つけたらその視線にライカを持ってきてシャッターを切る感覚です。
木の湾曲のおかげで広角レンズで撮ったような印象となりました。
真ん中にハトがおり、それを撮ろうと思ったのですが…。75mmや90mmがあればこのような場面でも切り取れそうです。
新たな物欲が沸々と…。
機材写真も撮ってみました。(最近はチェキに凝っております)
写っている四角いフラッシュはCONTAX TLA200です。これのほかにKonica HX-18Wも持っています。
TLA200はカッコよさだけで購入したのでマニュアルではフル発光しかできず少し不便です。
なので外光オートが可能なHX-18Wの方が使う頻度が多いです。(このようにして筆者の機材は増えていきます)
M6TTLはボディがTTL調光に対応しているので純正のSF20などを使うと自動で光量調節が出来るようになります。
M3などと共に発売されていた時期のレンズはシルバーの鏡胴が多かったりするのですが、
この時期の仕上げはブラックのボディにも馴染みます。
どんな撮影の時も極力ライカをもっていくようにしています。
お守りのような感覚です。
筆者がライカを選んだ理由の一つにそのシンプルさがあります。
現代の多機能なカメラを手にすると、自分が撮れる以上の範囲の撮影ができるようになります。
それはとても良いことですし、今までにない撮影方法などを考えるとわくわくして写真を撮りたいな~!となり夢を膨らませ、
なかなか眠れないときもあります。
ですがそれと同時に、自分が経験してきた以上の撮影ができるようになると、今までとはあまりに違った写真が撮れるようになり、
どのような写真を撮っていいか分からなくなってしまう時がありました。少し大げさですがスランプのようなものでしょうか。
そこでとことんシンプルなライカを使ってみようと思ったのです。
また、ライカを使っている先輩社員から「ライカは敷居が高いけど、これ以上に日常使いに適しているカメラはないんじゃない?」
などといった話を聞いたことも動機になり、今までライカを使い続けています。
ライカを使い、ただただ良いなと思って撮った写真が自分の中で大切に残っている気もします。
お読みいただきありがとうございました。
少しでもライカに興味が湧いたのであれば幸いです。
Go To ライカ!