朝晩はだいぶ冷え込みを感じるようになってきました。
電車内は暑いこともあるので着込む枚数やマフラーの有無が重要になってきたように感じます。
先日モノクロ撮影専用の35mmフルサイズセンサーを搭載した「Q2 モノクローム」を使用する機会があったので初冬の公園に撮影に向かいました。
筆者が普段使用しているカメラとはセンサーサイズも画素数も何もかも違います。モノクロ撮影すらほとんどしておらず、なによりライカのカメラでもある。
何もかもはじめて尽くしの今回の撮影です。
何気なく撮影したものの描写に圧倒されつつ、ボディの外観に戻ってみます。
シックなマットブラックのボディカラー、象徴的な赤い「Leica」ロゴが配されていないビジュアル、シャッタースピードや指標の数字のすべてが白、あるいは灰色で表現されている…外観からもモノクローム機であることが伝わってくるようです。
名称から白黒のみのイメージがありましたが単色を意味しており、[MENU]→[トーニング静止画]から[セピア 薄い/濃い][ブルー 薄い/濃い][セレン 薄い/濃い]で色調を選択することができます。
[セピア]と[ブルー]は想像がついたのですが、耳慣れない色調である[セレン]が気になる。
その場で全ての色調で1枚撮影してみて紫がかったような[セレン]に魅力を感じ、[セレン 薄い]を選択して1日過ごすことにしました。
比較写真では分かりやすいように[濃い]を使用していますがかなり印象が変わります。
まずは横並びのベンチを撮影。
午前中ゆえか座っている人はいませんでした。
最短で撮影した松ぼっくりのボケもなめらかです。
幼い頃松ぼっくりを使ってクリスマスツリーを作ったことが懐かしく思い出されました。
こちらも最短付近で撮影したシダ植物です。
木陰の少し薄暗いなか差しこむ光が綺麗でカメラを向けましたが、きちんと光を捉えてくれています。
和風庭園へ移動しました。こちらも向こう岸の木々、小島の松の木が水面に反射していてどこまでも精細な描写です。
水の流れ込む小川も周囲を紅葉をはじめとした植物が囲っています。
透明感あふれる水の描写、光の当たる葉や陰った場所、この日は単色の持つ情報量に驚かされてばかりでした。
なぜQ2モノクロームに魅せられるのか、その理由の片鱗が掴めたような気がします。
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