【Leica】みんなのライカ
ライカブティックMapCamera Shinjuku は、2月20日にオープン7周年を迎えることとなりました。
これもひとえに、たくさんのお客様のご愛顧あってのことと心より御礼を申し上げます。
これからもご期待にお応えできるよう、スタッフ一同一丸となって皆様に愛されるお店にして参りたいと思います。
今後とも末永いお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
さて、今日は本館地下スタッフの持つライカをピックアップしてみようという試みです。
はたしてどのような機種が登場するのか、それではご覧ください。
私のM型はLeica M6TTL 0.85。レンズはズミクロンC40mm F2です。
このTTLというのはストロボのTTL調光ができるモデルを現しており、通常のM6も露出計を内蔵しています。
ストラップはCONTAXのTvs用のものを付けています。
私は根っからのCONTAX党ですので他のカメラを使う時も要素を盛り込むように心がけています。
※正直、重いレンズを付けるときなどは不安なストラップですのでご使用は自己責任となります。ご注意ください。
私はあまりストラップを使用することがなく、ほとんど手持ちですので飾り程度の感覚でつけています。
SOOPDというズミター用のフードを改造し、C40mmもS5.5から39mmへ変換するフィルターアダプターをC40mmに装着しています。小さいレンズに大きいフードという浪漫あふれる特別仕様です。
ちなみに0.85というのはファインダーの倍率のことを指します。
ベースモデルのファインダー倍率は0.72倍となっており、35mmレンズを装着した際にブライトフレームが見えやすいファインダーとなっているのですが、0.85はそれよりも少し倍率が高いファインダーになります。
私は50mmを標準域に使用する事が多いので、少しでも50mmのブライトフレームが見えやすいようにとこの機種にしました。
M3です。
本館地下 ライカコーナーのスタッフになるまでは、正直ライカにあまり関心がなかったのですが… お客様にご案内するために手にしているうちに惹かれ、ものの数ヶ月でライカユーザーになっていました。
50mmがメインなので、やっぱりM3! と言いながら、写真の装着レンズはミノルタ Mロッコール 28mm F2.8。
線の細い描写が気に入っています。
その昔、秋の京都にひとり旅に出かけた際の写真ですが、この時大原でフロントキャップをつけたままフィルム半分くらいシャッター切ってました。まぁ、そんなこともあるさ…
外付けファインダーは、今や絶版となって久しいフォクトレンダー 28/35mmミニファインダー。M3ユーザー必携のファインダーです。再生産されないかしらん。
もう1枚、ジュピター12 L35mm F2.8をつけて。あれれ。M3は50mmメインなんですが…
こちらはフォルムに惹かれて入手、後玉の突出ぶりが素敵です。ロシアンレンズ侮るなかれ、よく写ります。
続きましてもM3ですが、こちらは後塗りのブラックペイント仕上げ。
ちなみにレンズは宮崎光学APO-QUALIA 28mm F2.0ですが、現代レンズながらもガウスタイプの柔らかさを追求しつつコンパクトネスに振り切った1本。非常に味わい深い描写を持っていますが「APO」の名を冠している様に、色滲みの原因となる色収差は徹底して排除されているという一風変わったレンズです。
ファインダーは先輩に勧められ何とか手に入れたフォクトレンダーの28/35ミニファインダー。本当に探すのに苦労しましたが、小さいながらも侮ることなかれ。とてもクリアで見やすいビューファインダーです。
シリアル的にもラチェット式で1回巻きの個体ではあるのですが、巻き上げのフィーリングが大変よくそのあたりの要素も相まって一目惚れしてしまった個体。中古で見付けた時には既に後塗り仕様になっていたのですが、程よくペイントが剥げて真鍮が見え始めているのもまたカッコいいなあと、撮らず眺める事もしばしば。
しかし二足の草鞋とは大変なもので、メインで使っているデジタルカメラへの予算配分も考えるとレンズにはあまりお金をかけられないな…という事でL39マウントのCOLOR-SKOPAR 50mm F2.5を標準レンズとして装着しています。
ラッパ型のちりめんフードが付いているので大きく見えますが、外すとズミクロンの8枚玉と同じくらいの背丈でかなり小さな50mmです。
中学生のころからの長い付き合いのバルナック。
実は祖父、父から私と代々継がれたものです。
無言でフィルムとカメラを渡され撮影に出かけ使い方が分からず四苦八苦したのも良い思い出です。
(撮影まではなんとかなったのですが巻き戻しが分からずopenと書いてある底蓋を開けて感光させてしまいました。トホホ)
またか!と皆様の声が聞こえてくるようですが、M3です。
ライカ取り扱いフロアに配属された当初はRかM5を買おうと思っていました。
しかし結局手にしたのはM3。
理由は様々ありますが、やはり王道中の王道であるM3を使ってみたいというのが大きな理由です。
また、タイミング良く(悪く?)、M3の発売年である、1954年製造のシリアル70XXXXという個体が入ってきたことで、一気に物欲が掻き立てられてしまいました。
レンズはDRズミクロン。こちらは後期型です。
実はM3を入手する以前からライカスクリューマウントレンズは持っていたのですが、M3にはどうしてもズミクロンを付けたい!という理由と、
DRズミクロンは、ズミクロンの中から、精度の高いものが使われているという噂を耳にし、ついつい手を伸ばしてしまいました。
この後、デジタルのM-Eを入手し、通常のズミクロン(後期)も入手したのはここだけの秘密です。
レンズ沼の中でも50mm沼が深いともっぱらの噂ですが、どうやら真実のようです…。
いかがでしたでしょうか。
それぞれこだわり抜かれたライカ。
私たちも同僚のカメラをこういう形で見ることはあまりなく、同じカメラを持っていてもアクセサリーなどでドレスアップされた姿を見るとどれも個性的です。
またそういった「こだわり」を追求できるということも「ライカ」の持つ良さであり、面白さでもあると改めて実感いたしました。
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スタッフ一同、心よりお待ちしております。