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【Leica】モノクロームで切りとる初夏

【Leica】モノクロームで切りとる初夏

日差しの眩しさに迫りくる夏を感じる今日この頃です。
色彩が鮮やかな季節ですが、M10モノクロームを使ってモノクロ撮影してみようと思いました。
レンズはズミクロン M90mm F2 E55 フード組込 ブラッククロームです。


文字の勢いが面白かったので、写真を一枚。
中望遠レンズだと、面白いと思ったところだけ切り取ることができると思いました。


マンホールの写真です。中央の紋章のようなものは埼玉県民の私にとってはなじみがなかったのですが調べて見ると東京都章でした。
周囲の階調も豊かです。同じ蓋なのに日の当たり方などによってこんなにも色が異なって写るのかと思いました。
全体を写してしまえばなんてことのないただのマンホール蓋ですが、都章を一部だけ切り取ると大河ドラマの始まりのような荘厳さすらあると大げさなことを考えつつシャッターを切りました。
この切り取り方ができるのも中望遠レンズならではだと思います。


駅に向かおうと公園から階段を下りていた時に撮影した一枚です。
階段を下りているとオシャレなカフェのような壁になっていることに気が付きました。
中望遠レンズは「いいな」と思ったところにフォーカスが出来ます。

・・・


この公園は老若男女あらゆる世代に愛されているように思います。
日差しは暖かく、しかし風は涼しい。ちょうど良い気候ということもあり、多くの人で賑わっていました。
道の真ん中でお喋りを楽しむ人に思わずピントを。いつもより遠くから撮影出来たのでお喋りを邪魔することはありません。
ずっとあんな風にお喋りできる友人を持ちたい…そう思いながら道を進むとレトロなお店が。
氷とアイスキャンディーに夏を感じます。

昔からそこにあったような階段に出ました。
神社と石畳の階段はなんとなく夏休みの象徴という気持ちになります。
特にそういった思い出があるわけではないのですが、生い茂る緑と合わせて夏が来たなあと思いました。

動物たちがならんだトーテムポールのようなものを見つけました。
猿の眼が飛び出ていたのが面白くそこにピントを合わせました。
その写りから勝手にこのズミクロンは2000年代くらいに出たレンズだと思っていましたが、1998年に製造が終了していたレンズでした。

さきほどの猿の写真を撮った時に、ボケが気になりました。
近くの柵にピントを合わせて向こうに見える景色をぼかしてみました。
さすがズミクロンです。ピントを合わせたところははっきりと。ボケるところはやわらかく。
メリハリのあるズミクロンらしい描写です。

野球場を見つけました。野球観戦が好きなのでつい近寄ってしまいます。
M10モノクロームはモノクロ撮影専用機なので、カラーでの撮影は出来ません。
しかし、モノクロ撮影に特化しているからこそ他のカメラのモノクロモードよりもよりシビアに白と黒、その間の細かな違いまで出すことができると思います。


柵ごしに取った一枚ですが、柵がないかのようにその向こう側まで見ることができます。
砂一粒一粒の粒子という細部までの表現が見事です。
Leicaの良さとは…と考えると色々思い浮かぶことはありますがモノクロの美しさも特筆すべき点だと思います。
Leicaのモノクロを知ってしまったらもう他のモノクロには戻れません。

5月の中旬だというのに、紅葉のように赤い葉っぱの木がありました。
そこにちょうど日光が当たってキラキラしていたのが眩しく一枚写真を撮ります。
逆光での撮影でしたが、ほとんどフレアなどは見られません。

・・・

モノクロームは光を切り取るカメラです。
色の情報が少なくなったことで被写体の肌ざわりまでさらに想像できるような写真になると思います。





[ Category:Leica | 掲載日時:22年06月02日 18時00分 ]

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