【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.1 ~Q3とLeica Look編~
event-campaignLeicaLeica Boutique 11th AnniversaryQ3ライカ好きスタッフが語るライカの魅力冬の煌めき単焦点を楽しむ
2024年2月20日にLeica Boutique MapCamera Shinjukuは11周年を迎えます。
THE MAP TIMESでは引き続き、ライカの世界を楽しんでいただけるよう、専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。
本日より始まる連載ではフォトコンテストのテーマ『新感覚』にちなみ、ライカ好きスタッフが普段と違った機材に挑戦していきます。
ライカの魅力を一人でも多くの方に知って頂けるれば幸いです。
ぜひお楽しみください!
「ライカの新感覚」と聞いて、いの一番に思いついたのはLeica Lookでした。
2024年2月1日現在、Q3だけが搭載しているこの機能を簡単に説明しますと、シャッターボタンを押すだけでエモい写真が撮れる機能です。
写真産業の中で長い歴史を誇るライカが自ら打ち出した「Leica Look(ライカらしい色味)」を、誰でも手軽に味わえる素晴らしいこの機能を、都市部で堪能して参りました。
今回は5つ公開されているLeica Lookの中から、カラーで撮れる2つ(ContemporaryとClassic)をピックアップしてご紹介します。
(新品購入時のQ3にはLeica Lookが入っていませんので、スマホアプリのLeica fotosと接続して転送しましょう)
まずはContemporaryで撮影した写真を見ていきましょう。
木枯らしのビル風に吹かれ葉を落とした木を、深く重い発色で見事に再現しました。
コントラストが高く写ることがこのLookの特徴で、ある程度暗い場所はストンと落ちています。
沢山植えられた街路樹の中の一本に過ぎないのに、何か意味ありげに見えるのは気のせいでしょうか。
先ほどとは打って変わり、明るく生命感を感じさせる写りになりました。
Contemporaryは「被写体の雰囲気を良い意味で誇張してくれる」ので、暗く寂しいものを写せばもっと寂しく、明るく鮮やかなものを写せばもっと鮮やかになります。
路に差す一筋の光も美しく。
こちらは全体的に硬調に表現してくれました。
次はClassicを見ていきます。
こちらはフィルムっぽさのあるオールドライクな写りが特徴です。
木やビルそれぞれの色味が、大胆に変更されているせいでしょうか。
年月を経たネガフィルムの写真のような、何とも言えない渋さがあります。
「これぞライカの写真だ」と思わせる、素晴らしい雰囲気です。
デジタルカメラの撮って出しとは思えない、この光。
1970年代に撮られた写真と言われれば、そのまま信じてしまいそうです。
街角にあるただの電話ボックスなのに、まるで「もう二度と会えない大切な人と最後に話した思い出の電話ボックス」のように見えます。
Leica lookは写真に物語性を付加することができる、素晴らしい機能です。
この日はディスプレイに写し出される写真を見るたびに、驚きの連続でした。
今まで使ってきたどのカメラよりも美しい色再現で、飛び切りのエモさを持って映し出されるのですから。
一度これを味わってしまうと、もう他のカメラには戻れません。
正直それほどの破壊力を持った機能だと思います。Leica lookは。
願わくば、これから発売するカメラは勿論、旧機種にもアップデートで搭載できる様になる事を願ってやみません。
次回はどのようなスタッフがどのような機材に挑戦するのでしょう。ご期待下さい!