【Leica】大口径中望遠Summarex 8.5cm F1.5を使いたい!
このレンズは、1943~1960年に製造されたSummarex 8.5cm F1.5です。
Leicaで唯一の8.5cmという焦点距離のレンズですが、撮影時のフレーミングをどうしようかと悩まされてしまいます。
こちらは、Leica IIIcにSummarex 8.5cmを装着したものです。
大口径、しかも大きなフードで、かなり迫力があります。
カメラの上に取り付けたのは、イマレクトファインダー(正像ビドム)です。
ローレット加工されたリングを回すと視野が変化するファインダーです。3.5~13.5cmのレンズに対応します。
しっかりと「8.5」と刻んであります。これでSummarexの画角がわかります。
しかし、イマレクトファインダーは、ズームレンズのように倍率が変わるのではなく、
広角から望遠にいくに従い視野が狭くなっていく仕掛けです。
したがって、8.5cmでは、たいへん小さなファインダー像となってしまいます。
そこで、こちらのSGOOD 85mm ファインダーが、お勧めです。
ご覧のようにファインダー前面に「8.5cm」と刻んであります。
Summarex 8.5㎝専用ファインダーということです。
明るく広い視野に、浮かんでいるように見える白いブライトフレームが特徴です。
接眼側のリングでパララックス(視差)補正を行います。
唯一の8.5cmレンズ専用ファインダーですので、生産数が少ないものです。
また、こんな面白い組合わせは如何でしょうか。時代を超えたライバル同士です。
Carl Zeiss の ライカMマウント互換のフィルムカメラZEISS IKON ZM です。
何故?この組み合わせかと申しますと、
このカメラのファインダーには、85㎜のフレームが内蔵されているからです。
Summarex 8.5cmとM/L変換リング(28/90mm用)を併用すると自動的に85㎜のフレームが表示されます。
ライブビュー撮影が可能なデジタルカメラでは、あまり気にしなくてもいい撮影範囲ですが
外付けファインダーにもこだわりを持って、探してみるのも楽しいものです。
それにしてもどうしてSummarexの焦点距離8.5cmなのでしょう。
Leicaの望遠レンズは、9cm(90mm)か多いのですが・・・。
レンジファインダーカメラ用のレンズとしては珍しい画角で新しい世界を覗いてみては如何でしょうか。
↓L39スクリューマウントレンズ を Mマウントカメラで使う↓
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