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【Leica】小型で力強い描写が魅力のスーパーエルマー M21mm F3.4 ASPH.

【Leica】小型で力強い描写が魅力のスーパーエルマー M21mm F3.4 ASPH.

10月に入りようやく暑さが落ち着いてきました。
今年も残すところ3ヶ月となり秋の訪れが待ち遠しく思います。
一足早く秋の気配を感じるべくコスモスを撮りに出かけて参りました。
作例は全て『Leica M11-P』と『Leica スーパーエルマー M21mm F3.4 ASPH. 』で撮影しています。

絞り開放で最短撮影距離付近まで寄って撮影した1枚。
光学ファインダーでピントを合わせ、ライブビューで構図作りをしています。
21mmの超広角の画角なのに加え開放F値3.4と被写界深度が深くなりがちですが、
構図を工夫することで背景のボケ感と奥行きの両方を出すことができました。
クリアで素直なボケ味がコスモスを引き立たせています。

同じ場所からローアングルでカメラを構え、見上げるスタイルで撮影しました。
『Leica M11-P』は液晶固定式のカメラなので外付けファインダーのビゾフレックス2を使用すれば
さらに効率良く撮影ができたと執筆しながら改めて気が付きました。
フィルムモードはSTDで設定していますがコスモスの草花と青空の色乗りが良く、
ハイコントラストで抜けが良い描写だと感じました。
撮影している最中は露出と構図の確認ぐらいしかしない筆者なので、PCに取り込んだ後に
画面上で拡大すればする程、ディティールが精細に出てくることに驚きました。

筆者はこの木のような生命力を感じる被写体を見ると思わず撮影したくなります。
21mmの超広角レンズは一般的なスマートフォンよりも画角が広いので
あまり後ろに下がらなくても全体が画角に収まりやすいことが気に入っています。
揺れる葉っぱや横に伸びている細い小枝よりも、縦に太い木の幹の方が
レンジファインダーカメラではピント合わせがしやすく快適に撮影ができました。
紅葉の時期になると、どのように色付くのか今から楽しみになります。

超広角レンズでも構図次第ではワイドレンズで撮ったことを感じさせないスナップが可能です。
抜けるような青空とベンチに垂れ下がってきそうな葉っぱに目を引かれてシャッターを切りました。
『スーパーエルマー M21mm F3.4 ASPH.』は解像感と質感描写に優れたレンズということを
改めて実感した1枚で、ベンチの茶色い部分の硬さや写真左上の葉っぱの精細さには驚かされました。
紅葉の季節になり夕方の時間帯にベンチに佇む人がいたら、もっとフォトジェニックになっていたと想像します。

『スーパーエルマー M21mm F3.4 ASPH.』の逆光耐性を見るために真正面に太陽を入れて撮影しました。
写真全体が白っぽいフレアになったり盛大に目立つゴーストが出ることなく現行Mレンズのコーティングの良さを実感いたします。

先ほどの写真は多分割測光に設定して逆光の耐性を確認しました。
『Leica M11-P』はタッチパネルに対応しているためスポット測光を選択するとライブビュー上に白い丸枠が出るので、
ドラッグして測光したい被写体に合わせるだけで、手軽に露出を合わせてくれるのは個人的に思わぬ発見でした。
背面ダイヤルを回すだけで手軽に露出補正もできますし使いやすいカメラだと思います。

いかがでしたでしょうか。
コンパクトなサイズで279gと軽量なレンズながら6000万画素の『Leica M11-P』の解像力を余すところなく発揮。
ハイコントラストで色ノリが良く、逆光でも気になるフレアやゴーストも無し。
21mmは極端に広すぎず、ワイド感に物足りなさも感じさせない絶妙な画角です。
ファインダー内にブライトフレームは出ませんが、構図作りはライブビューやビゾフレックス2を使うことで補えます。
F3.4という明るさもレンズの大きさと重さを考えた絶妙なバランスだと感じました。
これから本格的な紅葉のシーズンを迎えるのにまた1本、持ち出したくなるレンズが増えました。

 

 

 

 

[ Category:etc. | 掲載日時:24年10月04日 19時30分 ]

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