【Leica】金曜フードショー☆第2回 SOOFM ズミクロン50mmF2用折畳フード
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みなさん、こんにちは「金曜フードショー」へようこそ!
レンズフードは、フレアやゴーストなどの原因となる有害光のレンズへの入射を防ぐためのものですが
レンズフード自体がコレクションの対象にもなっています。
このコーナーでは、実用的なものや変わった形のものなど多種多様なレンズフードを取り上げていきます。
今回紹介するのは、ライカのフードのなかでも特にユニークなSOOFM ズミクロン50mmF2用折畳フードです。
折畳フードが最初に登場したのは、「クセノン50mmF1.5」(1936年)用の「XIOOM」。上面に「Xenon」の刻印があります。
1949年(第二次大戦後)、ズミター50mmF2(1939年)用に「SOOPD」が発売。初期は上面に、後に側面に「Summitar」の刻印があります。
1953年にズミクロン用に小改良した「SOOFM」が発売されました。
「SOOFM」の側面の刻印には、「Summicron」のものと「Summitar、Summicron」併記のものがあります。
SOOFMは刻印に関わらず、ズミター(外形41.5mm)、ズミクロン(42mm)どちらにも取付け可能です。
他に文字が象眼のものやシルバークローム仕上げのものがあるようです。
サイズは、約縦59mm x 横83mm x 奥行49mm、重さ62g。レンズへの取り付け部の内径は42mmです。 折りたたんだ時の奥行(厚さ)は約10mmです。
上側が大きく切り取られているのは、ファインダーがけられるのと、距離計窓をふさいでしまうのを避けるためです。
内側は、艶消し塗装されています。
横から見ると、単純な箱型ではありませんね。
レンズへの取り付は、両サイドの四角いボタンを押すと2本の爪が本体内に隠れ、レンズに挿入し、指を離すと固定されます。
(爪が4本のものも存在するようです。) ↓写真をクリックすると拡大表示します。
また、「SOOFM」は、「IROOA」や「12575」などが指定のレンズにも取付け可能です。
ファインダーのケラレはありますが、遮光性は他のフードよりも優れていますので一度試してみてはいかがでしょうか。
ライブビューができるデジタルカメラには、なおオススメです。
いや~フードってほんとにいいもんですね!