【Leica】How to Digital Leica マクロアダプターM Typ240 番外編
「ライカで接写がしたい!」
という事でマクロアダプターM Typ240を使い接写を行ってみる企画でした。
前回の【Leica】How to Digital Leica マクロアダプターM Typ240編その⑥では現行で販売されている24mm以下のレンズでのテストを行いましたが、今回は番外編としてトリエルマーM16-18-21mm F4 ASPH.ご紹介!
今まで同様の前置きとなりますが、本来の設計からは逸脱した近接撮影となるため通常であれば1~2段絞っての利用をライカも推奨しています。しかし今回も開放の描写でお届けいたします。また今回も超広角域の運用となるため、レンズフードを外してのテストとなっています。前玉が被写体とぶつかる危険性が非常に高いためマクロアダプター使用時は気を付けながらご利用下さい。
それではどうぞ。
3焦点レンズとして1本で3つの焦点距離を取りまとめたライカMレンズ。何を今更といった説明ではありますが、この1本で3本分の焦点距離が手に入ると考えると実はリーズナブルな1本なのかもしれません。
元々歪みは多少あるレンズでしたが、絞りを開けた状態からかなりキレるレンズだったと記憶しています。さて、早速マクロアダプターを装着の上で描写を見ていきたいと思いますがまずは21mm…中心部はなかなかしっかり結像しています。さすがに意地悪な運用なのか中心部から外れるにつれてどんどんと像が流れています。
続いて18mm。こちらも傾向としては21mmに似ており、中心部の結像はしっかりしていますが中心部から外れるにつれどんどん像が流れていきます。
18mmの状態で既にレンズ先端から被写体までは1cmを切っており、前玉ギリギリのところでピントが合っています。
最後は16mmです。被写体をギリギリまで接近させてみましたが、ついに…ついにピントが合焦しなくなりました。
3焦点レンズという事もあり、鏡筒が長く中でレンズが大きく動くため16mmにした際の全長もあって合焦しなくなったのではないかと思われます。
番外編いかがでしたでしょうか。
トリエルマーの全長を考えると18mmや21mmでも合焦しないのではないか?と考えていただけに16mmだけ合焦しないのは意外な結果となりました。
また機会があれば、今度はサードパーティのレンズでも実験してみたいと思いますのでお楽しみに!