【Leica】The World of Monochrome Ep.I
せっかくのライカブティック7周年、こんなご時世ですがお客様が見て何か楽しめるコンテンツは作れないかとスタッフで話し合った結果、
今回お届けするのはモノクロ専用機としては5年ぶりの新機種であるLeica M10 Monochromでライカブティックスタッフが撮影に臨む「The World of Monochrome」です。
十人十色という言葉にもあるように、十人いれば十通りの色があり、それは人それぞれであるという事になりますが…今回は色彩の失われたモノクロ撮影。
十人十白黒にはなるのかどうか、乞うご期待ください。(Staff G.A)
M10 Monochrom + APO-SUMMICRON 75mm F2 ASPH.
SS1/750 F2.0 ISO160
寒桜を75mmで目いっぱい寄って。
ボケのおかげもありますが水墨画の様だなと思った一枚。
M10 Monochrom + Distagon T*35mm F1.4 ZM
SS1/4000 F1.4 ISO160
モノクロで何を撮ろうか…と考えた時に思いついたのが「下町」でした。
先ほどとは打って変わってハイコントラスト。ハイライト側が少し飛びやすい気もしますが、フィルムライクで気持ちの良いものです。
M10 Monochrom + Distagon T* 35mm F1.4 ZM
SS1/4000 F2.8 ISO160
何気ない斜光もモノクロとなれば立派なキャンバスのアクセント。
気持ちハイ気味な露出にまとめつつ平坦を狙いましたが、窓ガラスに組み込まれた飛散防止のワイヤーまでびっしりと解像しています。
出来れば等倍でご覧いただきたかったのですが、やむなく縮小でご紹介。
M10-M + APO-SUMMICRON 75mm F2 ASPH.
SS1/4000 F2.0 ISO160
M10 Monochrom + Distagon T* 35mm F1.4 ZM
SS1/4000 F1.4 ISO160
フードを付けてくるのを忘れてしまい真逆光に近い形での撮影。
さすがに最新光学でもフレアが生じていますがいい塩梅のトーンで纏まっています。この辺りの処理はさすがライカだなと思わされるところ。
M10 Monochrom + Distagon T* 35mm F1.4 ZM
SS1/500 F1.4 ISO160
このごちゃっとしている辺りが「下町」らしいなあと感じるところであります。
積層する時間がここに留まっていると思うとシャッターを切らずにはいられません。
M10 Monochrom + Distagon T* 35mm F1.4 ZM
SS1/360 F1.4 ISO160
背の高い壁に囲まれつつ細路地を抜けると商店街らしきものが見えました。
M10 Monochrom + Distagon T* 35mm F1.4 ZM
SS1/500 F1.4 ISO160
えいや、と滑り込むと開けた商店街が目に飛び込んできました。
お昼時でしたがこのご時世だからか人はまばらで、中にはシャッターが降りているお店も。どこか寂しげです。
M10 Monochrom + Distagon T* 35mm F1.4 ZM
SS1/1000 F2.8 ISO160
こちらはメインストリート。
先ほどよりも人通りが多く、お店も多く開かれていました。
ゆったりとした時間の中で光と影を写す。贅沢な時間をM10 Monochromと共に過ごしました。