【MapCamera × Photo Movie】MINOLTA TC-1
【MapCamera 創業26周年~感謝を込めて~】
いよいよ8月13日、マップカメラは創業26周年を迎えます。
これもひとえにお客様、また皆様の多大なるご支援あってのものであり、心より感謝いたします。本当にありがとうございます。
それに先駆けて創業祭特別企画「夏」撮りもどそう!がスタートしました。夏を撮りもどすブログ「自機一体」や夏を撮りもどす新品イベントはOBIストラップの新製品「OBI MONOCHROM」など盛りだくさん。その他、お得なイベント多数開催中です。是非そちらもご覧ください!
今後もマップカメラをよろしくお願いいたします。
【究極の超小型コンパクトカメラ 魂のMINOLTA TC-1】
最高の描写性能を限界の超小型サイズに凝縮した「MINOLTA TC-1」は1996年に登場しました。なぜ、これほどまでに小さくしなければいけなかったのか?そんな疑問を持っていた当時、驚きの小型サイズのカメラだった記憶があります。
まずカメラのモデル名となる「TC-1」は、究極のカメラを意味する「THE CAMERA」に由来しています。90年代の市場にも数多くの小さいカメラは存在していましたが、そのほとんどのカメラの写りは月並みでした。
小さくて素晴らしい描写性能とモノとしての外観と質感に加えて、使い手の意志を撮影に反映する操作性をコンセプトに、フィルムカメラが円熟を迎えた時代背景に生み出された「夢と魂の込められたカメラ」です。この「TC-1」は1996年の発売以来、7年を超えるロングセラーモデルとしてその名を轟かせます。
【TC-1のコンセプト1】
続いて、「TC-1」の一番のこだわりとなる強い個性と描写力を備えたレンズの話をしたいと思います。徹底して追及されたレンズは、「G-ROKKOR28mmF3.5」という、高い人気を誇るM-ROKKOR28mmF2.8(CLE用)の血統を受け継ぐレンズです。
とにかく一眼レフの交換レンズと同等か、それ以上の高い解像度とコントラストで被写体を切り取ってくれるレンズで、本体前面にもロッコール刻印がされていて「TC-1」の性格を象徴している部分でもあります。
【TC-1のコンセプト2】
ここからカメラサイズの話をしたいと思います。まずカメラサイズは、横幅99mm、高さ59mm、奥行き29.5mmと世界最小であることを宿命づけられた極限に近いサイズです。このサイズを実現するにあたって駆動するモーターがひとつのキーワードとなるわけですが、一般的なコンパクトカメラはフィルム巻き上げと巻き戻しにシャッター駆動、レンズ駆動など2つのモーターに分けて動作します。
このほとんどの駆動を1つのモーターに集約させる「ワンモーターシステム」にしたことで、この小型サイズを実現できたわけであります。
またレンズカバーの独特の動作にも小型化の秘密が隠されています。電源を入れた時、瞬時に「シャキン」とカバーが開き、その後にゆっくりとレンズが繰り出す動作は「TC-1」独特の世界を感じる瞬間です。
【TC-1のコンセプト3】
使い続けていくにしたがって飽きることなく、ずっと愛用できるカメラとして盛り込まれた多機能性や超小型と操作性を両立した機能選択ダイヤルによって、直感的に思った設定が親指とひと差し指ですぐにできます。
もう一つの独特の世界を感じ取ることが出来る絞りレバー操作ですが、完全円形の4枚の絞り羽根を送り出す構造で、マニュアル絞り操作時に体感できると思います。実際にレンズを正面から見ていただければ、一目瞭然です。
【TC-1のコンセプト4】
最後にカメラデザインについて語りたいと思います。末永く愛用されるためには、精密機械にふさわしい外観と材質でなければならない。カメラが小さくなれば視線も細かな部分に向かっていくため、チタン外装によるエッジの効いた美しいデザインは「TC-1」の大きな特徴のひとつです。
またボディの両端は両手で持ってみると、前方に行くにしたがって側面が内側に向かって台形の形をしています。この形状は、1973年のライツミノルタCLなどから受け継がれたスタイルで、ホールディングしやすく手振れ防止にも貢献しているフォルムと言えます。
このように「TC-1」の贅沢な金属パーツによる心地よい重量感は、小型でもブレにくい操作感覚と秘密が凝縮され、全体のバランスを生み出しています。
【MINOLTA TC-1 Movie】
ただいま、マップカメラが運営する「カメラ」をカッコよく、魅力的に紹介するインスタグラム「自機自賛」でも特別企画をご覧いただけます。是非こちらも【jikijisan_mapcamera】チェックしてみてください。
今後も「PhotoMovie」では過去から未来へ時代とともに、皆様の期待に応える新製品から懐かしいカメラまでご紹介していきますのでよろしくお願いいたします。次回の「PhotoMovie」はどんなカメラが登場するのか、お楽しみに!