今年の秋は暖かかった、という声もあり
少し遅めの今年の紅葉。
皆様、思い思いの紅葉はご覧いただけたでしょうか。
一週間程、遡ることにはなりますが東京、飯田橋駅から徒歩で行ける
特別史跡及び特別名勝に指定された「小石川後楽園」に行ってきました。
MINOLTA (ミノルタ) MD 50mm F1.7 は色味はやや淡い感じです。
ただ個人的にα7Sのクリエティブスタイル「ディープ」で現像すると
好みな色が出てきました。
今回使用したレンズ、ボディ
MINOLTA (ミノルタ) MD 50mm F1.7
レンズ構成は5群6枚、フィルター径は49mm
SONY (ソニー) α7S ボディ ILCE-7S
にマウントアダプターを介して装着。
飯田橋駅に降りて歩道橋を渡っていきます。
ここの歩道橋はとても大きく長く、多角形に出口があります。
少し揺れるんです。
「ディープ」のブルーの色がとても好みです。
「スタンダード」や「ビビッド」とはやや色合いが変わります。
いや、しかしこのレンズは本当によく写りました。
ピント面の解像力は、
現行レンズにも引けをとらない写りです。
ピント面の解像にいわゆる靄のようなものがなく澄みきった画が撮れます。
それでいて逆光においてはオールドレンズらしい柔らかい光が入ります。
赤い橋が引き立たせてくれる風景。
とても特徴的なボケが出ます。
ボケた部分を見てみると小さな丸ボケが無数に出ているのがわかりました。
とろけるようなボケではありませんし、好みの分かれるポイントの一つではあります。個人的には面白くて好きなポイントです。
角度を変えたり裏側から見ると光に透けた鮮やかな紅葉が見れます。
今回はこの「ディープ」が実にマッチングしていたと思います。
三色もみじ。
この季節ならではの空の色彩。
儚い紅葉も好きですが、記憶に焼きつくほどの紅葉も良いものです。
逆光で出るフレアやゴーストも時には写真の「妙」ですね。
このまま光に融けてしまいそうな感じが好きです。
ちょっと面白いものが撮れたのでご紹介を。
光の入り込み具合でまるで段階フィルターをかけたかのように
フレアの影響で光が被った部分と被っていない部分が
はっきりと違いが見えました。
逆光フェチにはたまらないものがあります。
ボケ玉も実に美しい。
もしかしたら今頃はもっと見ごろかもしれませんね。
2015年の冬至は12月22日頃らしいのですが
最近はもう15時前には日が傾いているので朝早く起きないといけません。
でも朝が寒くて辛いというジレンマです。
さて、今回使ったMD 50mm F1.7 ですが
今回はクリエイティブスタイルを「ディープ」にした事で
やや暗部のコントラストが強めになりましたが
本来のレンズ描写としては色味も淡い(渋め)です。
オールドレンズのクセと絞る事で細くしっかりとした線で描く
MD 50mm F1.7 個人的には大好物のレンズでした。
中古市場でお求めやすいレンズですが描写力は素晴らしいです。
迷わずオススメしたいレンズ。
ロッコールのレンズは初めて使いましたが
紐解いていくとその歴史と銘玉の存在にワクワクしました。
初めてのロッコール
私にとっては衝撃的な出会いとなりました。
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