
連載中の「カメラを愉しむvol.44」は、「愛着が湧いて手放せなくなるミラーレス Nikon Z fc Z 28mm F2.8レンズキット」をご紹介いたします。「カメラを構えた瞬間」から私の心は古き良き時代、昭和にタイムスリップしたかの様な感覚になりました。
私がカメラをはじめた学生時代。「スマホ」「デジタルカメラ」などは存在しておらず、当時は気軽に写真を撮りたい時は「写ルンです」。本気で撮りたい人はフィルムカメラを購入し1枚1枚シャッターを切るのも現像代を考えながら1枚に強い想いを込めていたことを思い出します。その頃の私の愛機は「Nikon FM10 標準セット」というマニュアルフォーカスカメラ。手にした瞬間あの頃のワクワク感がよみがえってきたのです。これはただ物じゃない!その心高鳴るのはこのレンズ「NIKKOR Z 28mm F2.8 (Special Edition)」あってこそだと思います。
そんな魅力的なカメラを首からぶら下げて、散歩にでてみるとその風景を見ているだけで「絵心」といいますか「こんなアングルで撮ったらどうだろう」などと考えながら街中を歩いていることに気が付きます。私にとってはちょっと懐かしいくらいですが、この車ももうヴィンテージカーの部類に入るのでしょう。オーナー様の愛情を感じるとても綺麗なベンツでした。
スナップにとても使いやすい画角で、いつもだったら覗かないような視点で風景を眺めるようになりました。開放からとても立体感があり、扱いやすいレンズに仕上がっています。
全長約43mm、質量約160gと小型軽量のため、小さく軽いスリムボディーのZ fcとの組み合わせは実に身軽!大きなバッグを持ち歩かなくても、コンパクトなカメラバッグに小型三脚などを忍ばせ様々な撮影に取り組むことが出来るのも嬉しいです。
今回は近代的な被写体を中心に選び、撮影にチャレンジしてみましたが立体感溢れる描写性能は何を撮影しても画になってくれるのが嬉しいです。
夢中になって撮影をしていると、もう夕暮れ。蕎麦屋さんの「のれんの隙間」からMAKE YOUR STORYイルミネーションが目に飛び込んできました。ここは私のストーリーということでのれんを左右に入れつつイルミネーションを撮影してみました。
Z fcを愛用するお客様の中には、カフェでテーブルフォトをしたい!という方も多いのではないかと思います。上から撮影したオムライスと真横から撮影したオムライスを見比べてみましょう。双方ともに少し絞り込みF5で撮影しています。
卵の半熟感がしっかりと伝わります。開放でも十分な解像感は得られましたが、接写撮影をする場合はこのくらい絞ったほうがリアルな雰囲気が演出できます。もちろんディナーだけでも十分美味しいのですが、オムライスと並べて「Z fc」を置くと素晴らしいスパイスに!写欲だけではなく、カメラと共に過ごす時間までもが幸せに感じるひとときでした。
大好評につき、新製品がお取り寄せ・品薄状態となっております。
早めのお渡し頑張ります!ぜひ当店でのご注文をお待ちしております。
▼2021年11月19日にレンズ単体での発売が予定されています!Z50ユーザーの方もスナップ撮影にいかがでしょうか▼