8月に入って間もなく、伊豆へ旅行に出かけました。今回は普段、我が家にはあまり馴染みのない「海」に行くのを何より楽しみにしていました。実際、気持ちの良い海風を浴びながら楽しく歩けました。その時に撮影した夏らしい写真をいくつかご紹介させていただきます。使用機材は一眼レフカメラのNikon D800と AF-S NIKKOR 300mm F4E PF ED VRの組み合わせです。
伊東市の城ケ崎海岸にやってきました。ここは断崖絶壁の景色を楽しめる場所としてよく知られています。海岸沿いの遊歩道を歩くと、行く先々で迫力のある景色が目の前に広がります。一方、この写真はちょっと遠くに目を向けると航行中の船が目に入り、シャッターをきったものです。目の前に見える絶壁には繰り返し何度も波が激しくぶつかっているのとは対照的に、この写真だけ見ると静かで穏やかな海に見えるのが面白いです。
そして遊歩道から10メートルくらい下に目を向けると、このようなゴツゴツとした岩がいたるところに見られます。城ケ崎海岸は、約4000年前に大室山が噴火して海に流れ出た溶岩で形成された海岸であることをここに来る少し前に知りました。確かに岩の削れている部分を見ると、大きな石というよりは溶岩が固まってできたそれに見えます。それにしても海のきれいな色には驚かされます。
このあと、断崖絶壁に架かる有名な「門脇つり橋」に行って絶景を楽しんできました。
次の日は伊豆半島をさらに下って下田にやって来ました。学生の頃、下田に初めて来たときに見た海は、それまで私が行ったどこのものよりもきれいな海だと感じたことを今でも覚えています。あれから随分と時間が経ってしまいましたが、また来ることができて嬉しいです。今回は家族で来たので、いくつもある海水浴場の中でいちばん波のやさしいと言われているところにしました。ここは恐らく下田の海水浴場で最もこじんまりとした、どちらかといえば”穴場”的な場所のようです。遊びに来ていたのは家族連れが中心ということもあって、とても居心地の良い雰囲気のところでした。
波のやさしい海水浴場ということですが、これくらいの波は普通に押し寄せていました。こうやって見ると、波は迫力があって写真映えもします。
波が引いたあと、海草が顔をだしていました。
ここは遠浅の海なので、水の中を結構歩いて先に進むことができました。砂浜からNikon AF-S NIKKOR 300mm F4E PF ED VRで海の中で楽しんでいる被写体の表情を追いかけることができました。こういう場所で撮影者がカメラが濡れるのを心配しないでシャッターを押せるのは望遠レンズならではの強みです。
旅行なのでさすがに望遠以外にもレンズを持って行きましたが、Nikon AF-S NIKKOR 300mm F4E PF ED VRの持つ高い描写力が今でも大好きです。結果的に望遠レンズが活かせる場所があったのは幸運でした。
夏を楽しんだ2日間でした。
今回使用した組み合わせです。