【Nikon】NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S とあじさいの里へ
東京ドーム約3.6個分の広大な水田地帯に約5000株のあじさいが彩る場所。
この時期あじさい祭りが開催される開成町へ、お祭り開催前に訪れてみました。
この記事が投稿される頃には終了間近といったところで、本日の写真よりさらに綺麗に色づいているかと思います。
たまたまこのあじさいの里を知った数日後。
電車に揺られること約1時間、カバンには愛機の「Nikon Z f」と財布に水筒。
目的地は開けた場所のようなので選択したレンズは広角端24mmから望遠70mm、F2.8通しのZシリーズ大三元「Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S」です。
のどかな駅からはバスで約10分ほど、徒歩なら約30分の距離ということでお散歩と被写体探しを兼ねてゆっくり歩いて向かいました。
民家の周辺の水路には澄んだ水が流れ、川幅の広い酒匂川にかかる橋を渡れば眼下に魚釣りを楽しむ姿が見受けらて水源豊かな土地なのだと感じました。
スマホで地図を参照しつつ到着した先にはどこか懐かしい田園風景、遠くには山々が連なり農道の両脇にはあじさいが植えられています。
あじさいも何種類か植えられているようで普段見慣れているような姿かたちのものから、花弁が重なっているような華やかな雰囲気のものまで色もとりどりでした。
こちらは淡いブルーの花の部分を大きく切り取りたくて望遠70mm、絞り値はF10にし思い切り寄って撮影した1枚です。
ちなみにこのレンズの最短撮影距離はズーム全域で0.38mとなります。
多くのあじさいは青や薄紫といった系統の色味のなかで目立っていたあじさい。
少し訪れるには早かったのか色づく前のあじさいも多いなか、すぐ隣で綺麗に色づいていたりと、どういった条件で変わるのか不思議に思いました。
田んぼの一角にぽんと置いてあるような稲のかたまり。
他は整然と植えられているなか余ったかのような状態が面白く感じて撮影していました。
花びらが重なるかのような可愛らしい雰囲気のあじさいは俯瞰にしてみたり、綺麗に青く色づいたあじさいはちょうど道なりになっていたのでボケすぎない程度に絞ってみたり、後ろに勢いのいい水路があった場合にはその風景がうっすらわかるようにしてみたりと撮影が楽しくシャッターを切る指が止まりません。同じような状態であろうカメラ片手に楽しむ人々も多く見かけました。
この日の気温は28度、かなりの暑さでしたが風が強くて暑さが多少和らいだことが唯一の救いです。
帽子を被り暑さ対策はしていたものの、お昼前に到着してから移動と撮影で2時間は経過していたのでふと目に入ったカフェで休憩することにしました。地域のお茶を使用したソフトクリームにはじまり、空腹だったので彩り美しく涼やかなあじさいサイダーと醤油こうじパンもペロリ。
せっかくなので少し足をのばして近くにあった築300年の古民家にも立ち寄りました。寄棟造りの茅葺き民家で約1800坪の屋敷内には、主屋、土蔵、薬医門(やくいもん)、水車、井戸、池などがあり当時の暮らしや風景を感じられます。
なんだか懐かしさを感じる風景をのんびり歩きながらあじさいを鑑賞するのはとても有意義な時間となりました。農道のあちこちにちょっと休憩できるようなベンチが用意され、あじさいに水をあげられる元気ポイント(この日はありませんでしたがひしゃくが用意されているようです)など、随所に心配りが感じられました。このあとは直売所にて白いとうもろこしホワイトショコラをお土産に購入して帰宅しました。