【Nikon】Zシリーズとオールドレンズで撮る動画 Vol.2 Nikkor Ai-S Nikkor 85mm F1.4編
写真だけではなく動画性能も優れているNikon Zシリーズ。
Zマウントの最新レンズで撮影するキレの良い4K動画は、見ていて惚れ惚れしてしまいます。
しかし、あえてオールドレンズを使って撮影することで、普段とは違った雰囲気ある動画が撮れるのではないか?
と、ふと思うことがありました。
ミラーレスカメラが主流となったここ近年、マウントアダプターを介してフィルム時代のレンズ(俗にいうオールドレンズ)を用いた撮影を楽しむ方が増えました。
独特のボケ感、気持ちの良いフォーカスリングのトルク感、言葉では表現できない懐かしい雰囲気の描写。
動画用のレンズや現行のレンズでは決して表現できない世界が、オールドレンズを使う事で大きく広がるかもしれない。
という事で、Nikon ZシリーズのカメラにNikon オールドレンズを装着して撮影した動画を紹介していきたいと思います。
昔からNikonレンズはFマウント共通なので、FTZがあればオールドレンズを色々と試せるのもNikon Zシリーズのメリット。
追加でマウントアダプターを買い足さなくて済みますので、是非皆さまもお試しいただけば幸いです。
volume2は2002年に発売された「Nikon Ai-S Nikkor 85mm F1.4」を取り上げます。
nikonの一眼レフ用レンズとしては初となるF1.4クラスの中望遠。
Nikkor Ai-S Nikkor 85mm F1.4をNikon Z7にFTZを介して装着し、動画を撮影しました。
試しに我が家の猫を撮影。動画は手持ちで撮影しております。
撮影者は日頃AFで撮影している為、マニュアル操作にドキドキ。
Z7の液晶を拡大表示にしながらゆっくりとピントを合わせます。
開放で撮影すると綺麗な丸ボケが写りますがその分ピントもシビアです。
猫のふわふわとした毛並み。優しい緩やかな動き。暖かい陽気に金色の目を細める姿はこちらまで心を緩やかにいたします。
動物だと捉えにくいのではと思う方も多いでしょう。
私自身も試しにと録画ボタンを押しましたが、これが絶妙に良いのです。
特に動き回ることはせずゆっくり日向ぼっこをしてくれているので
じっくりピントを合わせながらシャッターを切る。
フィルムカメラではないので撮影枚数を気にすることなく連写が可能。
猫の瞳や尻尾に合わせ何度でも動画チャレンジ。
オールドレンズならではのフレアをわざと演出し、春の陽気をお伝えすることができます。
ニコンの動画性能はもちろんのこと、オールドレンズならではの楽しみ方やメリットをたくさん感じることが出来ました。
引き続き、様々なNikonオールドレンズにて撮影を行っておりますので、次回はまた別のレンズをご紹介いたします。