フィルムカメラのような見た目と上部ダイヤルの操作感に惹かれて手にしたZ fc。
カメラ本体のシャッターダイヤルとISO感度ダイヤル、そしてマニュアルレンズの絞りリングを使用して、フィルムカメラのような操作感で撮影がしたい!と思い、選択したレンズはAi-S Nikkor 50mm F1.4。1981年に登場したマニュアルレンズで、その当時はフィルムカメラのF3が新品で販売されていました。
ZマウントボディにFマウントレンズを装着するためには、マウントアダプターが必要不可欠です。そこで今回はニコン純正のマウントアダプター FTZをカメラとボディの間に介します。実際に装着すると、フィルムカメラと見間違うほどの見た目をしていて撮影前から気分が高まります。
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朝、雨上がりに近場の公園で散歩した日のこと。少し肌寒かったこの日は軽く上着が欲しいな、と感じる程の気温と湿気を帯びていました。
※本撮影に当たっては、感染予防やソーシャルディスタンスを配慮して行っております。
【ピクチャーコントロール:モーニング(クイック調整 40) ホワイトバランス:オート】
【ピクチャーコントロール:モーニング(クイック調整40) ホワイトバランス:オート】
【ピクチャーコントロール:モーニング(クイック調整 40) ホワイトバランス:オート】
【ピクチャーコントロール:モーニング(クイック調整40) ホワイトバランス:オート】
【ピクチャーコントロール:モーニング(クイック調整 40) ホワイトバランス:オート】
【ピクチャーコントロール:モーニング(クイック調整 40) ホワイトバランス:オート】
ここまでご紹介した写真はピクチャーコントロールのモーニング(クイック調整 40)に設定して撮影を行いました。
このモードの特徴は、早朝のすっきりとした空気の中で撮影したような雰囲気を出し、全体的に透明感のある爽快感ある画調に仕上げるというものです。
明るく爽やかな色合いと柔らかなオールドレンズの描写がマッチして、どことなくフィルム感のある仕上がりとなりました。
レンズに備わっている絞りリングのカチカチ、というクリック音が使っていて気持ちのよい操作感。ボディ側のダイヤルを合わせてマニュアルでじっくりと調整しながら撮影を楽しむことができました。
【ピクチャーコントロール:オート ホワイトバランス:オート】
ピクチャーコントロールのオートでも撮影を行いました。
モーニングと比較すると落ち着いていて自然な色合いが好印象です。
F1.4ともなると、柔らかいボケが広範囲に広がるのでピントを合わせるのが少々難しくなってしまいますが、合致すると印象的な写りで、これが楽しくて止められません。
【ピクチャーコントロール:オート ホワイトバランス:オート】
撮影前、オールドレンズとの組み合わせで実際にどのような写りになるのだろう、と楽しみにしていました。
いざ撮影した写真を見返してみると、部分的にフリンジの発生が気になる箇所はありましたが、葉や苔など素材の質感のよさであったり、オールドレンズならではの柔らかな光の加減、開放でのボケ具合に癖がなく良好な写りをしてくれました。
現代のレンズに負けず劣らない描写性を備えているのではないでしょうか。
また今回の撮影に選んだAiレンズは距離指標の部分が現代のレンズとは違い、黄色・水色・橙色とカラフルな配色がとてもかわいいので、撮影をしていない間ただ首から下げているだけでも心が躍ります。
今回は単焦点のAiレンズで撮影を楽しみましたが、先日待望のZ fc Z 28mm F2.8レンズキットが発売されたばかりです。
Aiレンズに近いクラシックさと現代的なスタイリッシュさを兼ね備えたデザインで、Z fcに装着したときの佇まいの良さは抜群。
その日の気分で最新のZレンズと古き良きAiレンズを付け替えて楽しんでみてはいかがでしょうか。
大好評につき、新製品が一部お取り寄せ・品薄状態となっております。
早めのお渡し頑張ります!ぜひ当店でのご注文をお待ちしております。
“Z fc”との組み合わせで相性抜群なおすすめ単焦点レンズはこちら!