【Nikon】Z30のスチル機としてのポテンシャル
うだるような暑さが落ち着き、ようやく秋を感じられるような日がやってきた最近。秋は気温もちょうどよく、虫もあまりいないので私の中ではキャンプのベストシーズンと位置づけています。
今回はNikon Z30とキットレンズであるNIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3をキャンプのお供に連れてきました。Z30といえば動画機としてのイメージが強いですが、今回はスチル機としてどんな写真が撮れるのかをお伝えしていきたいと思います。
今回の機材を選んだ理由として、キャンプ中は身軽に過ごしたいのでこの組み合わせにしてみました。Z30は約405g、NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3は約135gとかなり軽量な組み合わせです。Z30はDXフォーマットのエントリー機であるZ50をベースにEVFを非搭載にしたモデルです。写真だけを撮るのであれば、EVFがあった方がいい場面も多くあると思いますが、動画も撮りたい場合にはEVFなしの方がよりコンパクトになって取り回しがいいと思います。
今回はスチル機としてZ30を使いましたが、私が普段から使っているカメラがEVFがないタイプのものなので、Z30でも不便さを感じることなく使えました。Z30とZ50のどちらを買おうか悩んでいる方がいらっしゃいましたら、撮りたいものが写真なのか、動画なのか、はたまたその両方か…そういった点を考えて選ばれるといいのではないかなと思いました。
キャンプの醍醐味である焚火。小雨がパラパラと降る中での焚火でしたが、綺麗に燃えてくれました。
翌朝には歩いてすぐのところにある本栖湖へ。朝靄が薄く広がる中、湖上にはSAPやボートを楽しむ人たちがいました。朝の空気感まで写真に表れていて、よく写るなぁと感心してしまいます。
夜中にも小雨が降っていたので、車の上にはたくさんの水滴が。Z30とキットレンズでどこまでボケるのかを見てみたいと思い、落ち葉にピントを合わせてみました。落ち葉にしっかりとピントが合って、その前後はかなり綺麗にとろけてくれました。
終始不安定な天気の中でのキャンプでしたが、朝食を作っていたら日が差してきました。撮りたいと思った瞬間にサッと構えて、撮ることができるのもコンパクトなボディの魅力です。
これから写真や動画を始めたい人にぴったりなZ30ですが、エントリー機だからといって侮ることなかれ。小さいボディには素早いAF性能や、常用ISO感度が51200で暗所での撮影も行える等の様々な技術が詰まっています。ボディはコンパクトですが、深めのグリップが付いているので、しっかりと握って撮影に臨むことができます。
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