【Nikon】Z5×金魚アート
夏の風物詩「金魚」
ひらひら、ゆらゆらと泳ぐその姿は優雅でどこか可憐さを感じます。
昨年新しく都内にオープンしたさまざまな品種の金魚を堪能できる癒しの金魚スポット、アートアクアリウムへ足を運んだ日のこと。
撮影は昨年の10月頃、夏の暑さを乗り越えてだんだんと肌寒さを感じ始めてくる時期に足を運びました。
夏の風物詩、とは言いましたが季節関係なくいつでも鑑賞を楽しめるのが常設されたアートアクアリウムの醍醐味です。
今回の撮影に選んだ機材は【Nikon Z5 × NIKKOR Z 24-70mm F4 S】です。
紅白の色彩が鮮やかで美しい金魚たち。
水槽内のライトはさまざまな色に変化し、鑑賞する人々を楽しませてくれます。
ひらひらと、なだらかに揺れ動くヒレは自然と目で追ってしまう不思議な魅力を感じます。
館内の奥へ進んでいくと、薄暗いブースにやってきました。
そこの一区画には整列した3匹の金魚の姿がありました。
いつもこうして一緒にいるのでしょうか…、だんだん3匹が仲良く会話しているように見えてきました。
主役の金魚にスポットライトが当たる丸い水槽のなかでは、まさに“アート”といっても過言ではない美しい光景がありました。
足元が見えづらいほどに暗い空間での撮影で、唯一の照明は水槽に照らされる光のみでした。
しかしここはZ5のISO感度性能の見せどころ。
上記写真のとおり、気になるようなノイズのざらつきはほとんど感じられず、とても綺麗な仕上がりになりました。
青いスポットライトに照らされて、幻想的な青白い光の中を泳ぐ金魚。
ライトの色が変化するだけで、こんなにも印象が変わって見えるのはとても感動的です。
変に他の色が交わることがなく、純粋に綺麗な青白い光。
ニコンのカメラは目に焼き付いた光景を忠実に再現してくれる色彩表現がとてもすきです。
多重露光の撮影にも挑戦してみました。
撮影枚数は2枚にセットし、水玉模様に見える照明の光と、水槽のなかを泳ぎまわる金魚たちを1枚ずつ撮影。
どこか幻想的でアンダーグラウンドな仕上がりになりました。
被写体が金魚というだけあって、とても様になります。
これは天井に広がる四角形の水槽のなかを漂う金魚の図。
角度を変えて2枚撮影し、多重露光で合成してます。
まるでカラフルなネオンカラーが広がる夜の街を歩く姿のよう。
普通に撮影するのも楽しいですが、多重露光をすると一味違った写真映えする風景が撮れます。
夏の涼しさと癒しを演出してくれる金魚たちはいかがでしたでしょうか。
まだまだ厳しい暑さが続きますが、写真を眺めて“涼”を感じていただけたら幸いです。