【OLYMPUS】Always, OLYMPUS Ver. OM-D E-M5 Mark III
Always, OLYMPUS
Always:「いつも」「日常」などの意味。
第1弾『Ver. OM-D E-M1 Mark II』
第2弾『Ver. OM-D E-M1X』
第3弾『Ver. OM-D E-M1 Mark Ⅲ』
第4弾となる今回はOM-D E-M5 MarkⅢ
小型軽量と高性能を両立できるマイクロフォーサーズシステムの魅力を最大限に引き出したミラーレス一眼カメラのOM-D E-M5 Mark Ⅲ。
このカメラもまた、最上位機種のE-M1Xの設計ノウハウを活かし、雨中や低温下などの過酷な環境でも撮影を続けられる防塵・防滴・-10℃耐低温設計を実現しています。
過去3回では、スナップ撮影、動体撮影、ポートレートをそれぞれのカメラでご紹介してきましたが、今回はトレッキング、風景撮影での様子をご紹介していきます。
・山の天気は変わりやすい
キャンプやトレッキングをやっていると必ず聞くであろうこのフレーズ。
平地に吹く風が山にぶつかると斜面を駆け上がり、上昇気流が発生。
その空気に水蒸気が多いと、上空で雲ができて雨を降らせる。
すなわち山は、雲が発生しやすく、雨が降りやすい。
そして風は絶え間なく吹き続けるため、変化が著しいのです。
前々から予定していてもその日突然雨が降ったり、降水確率が低いにもかかわらず雨が降ってきたり…
しかし、トレッキングは必ずしも晴れの日と決まっている訳ではありません。
雨だからこそ見られる景色もあるのです。
……………………
この日は朝から雨。
筆者は全身レインウエアに身を包み、防塵防滴を備えたカメラはザックの紐部分に取り付けたスタイルで山へ向かいます。
絞り:F3.5 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:200 / 焦点距離:12mm
使用レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3
静寂の中に響き渡る雨粒の音。
雨の日ということもあり、登山道に入るまでも、入った後も他の方とは会いませんでした。
森の中には、様々な被写体が。
18mmから200mmまで撮れる「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3」なら、レンズ一本で近くのものから遠い向かいの山までも捉えることができます。
絞り:F3.5 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:800 / 焦点距離:12mm
使用レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3
向かいの山も雲から顔を出したり隠れたり…
絞り:F6.3 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:800 / 焦点距離:200mm
使用レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3
雨が降っていることで木々が青々していたり、いたるところにキノコが生えていたり、森にとって雨は恵なのだと感じられます。
絞り:F3.5 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:200 / 焦点距離:12mm
使用レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3
絞り:F6.1 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:4000 / 焦点距離:70mm
使用レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3
気が付くとカメラはびしょびしょ
しかしそれでも問題なく作動します。
雨に濡れないようにと考えなくて済むのは非常に楽でした。
地表近くに生えるキノコもバリアングル液晶なので無理な姿勢をせずに撮れてしまいます。
絞り:F5 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:640 / 焦点距離:31mm
使用レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3
また、便利に感じたのが、ボディに「デジタルテレコン」機能が搭載されており、素早く画角を2倍にすることができます。
そのため、12-200mmが24-400mmになり、ズームがあともうちょっと足りない.…。というときに役立ちます。
デジタルテレコン未使用
絞り:F8 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:400 / 焦点距離:200mm
使用レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3
デジタルテレコン使用
絞り:F6.3 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:400 / 焦点距離:400mm(デジタルテレコン使用)
使用レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3
雨霧の立ち込める中、日が差し込んでくると
森の妖精が降りくるかのように光芒が降り注ぎます。
一瞬で消えてしまうため、捉えるのは困難でした。
絞り:F8 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:640 / 焦点距離:12mm
使用レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3
歩いていると巨木が現れたため、レンズを付け替えて撮影しました。
焦点距離7mmにしても画角いっぱいの巨木。
絞り:F5 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:640 / 焦点距離:7mm
使用レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」は開放からシャープに写り、ボケもよく表現されているように感じます。
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:400 / 焦点距離:7mm
使用レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
そして滝の撮影も気が付くとカメラとレンズはびしょびしょ。
それでもやはり、動作に全く影響はありません。
絞り:F11 / シャッタースピード:1/5秒 / ISO:200 / 焦点距離:7mm
使用レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
絞り:F8 / シャッタースピード:1/6秒 / ISO:200 / 焦点距離:7mm
使用レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
・星を見る
雨が降っていたり、曇っていたりすると星空は見えませんが、晴れると綺麗な星空を見ることができます。
雨が降ることで空気中の塵が洗い流されるため、より澄んだ夜空を見上げることができます。
絞り:F2.8 / シャッタースピード:25秒 / ISO:1600 / 焦点距離:7mm
使用レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
今回は、三脚とレリーズを使って星が点となる写真を撮影しましたが、E-M5 Mark Ⅲにはライブコンポジット機能が搭載されており、星が線状になっているスタートレイル写真を簡単に撮影することができます。
・携帯するには小型/軽量が一番
ボディはなんと約414g!
500mlペットボトルよりも軽いのです。
冒頭にも掲載したように登山用のザックのベルトに取り付けても、重さを感じることもなく非常に軽快です。
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROも534gと非常に軽量となっています。
35mm換算で同じ焦点距離となる14-24mmのF2.8通しのレンズは、他社メーカーだとレンズのみで1㎏オーバーなものばかり。
それがOLYMPUSのこの組み合わせならボディとレンズを組み合わせても1kg未満なのです。
さて、 Always, Olympusと題してお送りしてきたこの企画。
楽しんでいただけましたでしょうか。
防塵・防滴に優れたOLYMPUSのカメラなら、天候にとらわれず”いつでも”持ち出して撮影することができます。
ぜひ、皆様もOLYMPUSのカメラを「いつも/いつでも」ご使用してみてはいかがでしょうか。
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