【Panasonic】『LUMIX GH5II』 先行展示レポート
パナソニックから「LUMIX GH」シリーズの最新モデル『LUMIX GH5II』(LUMIX DC-GH5M2)が発表されました。※発売予定6月25日
先代の「GH5」は2017年に発売され、動画撮影と静止画撮影の両方に注力した「ハイエンド・ハイブリッドミラーレス」として動画ユーザーからも多くの支持を得たモデルです。最新の『GH5II』では、プロフェッショナルの撮影現場でも活用いただける動画撮影性能に加え、LUMIX初となる無線ライブ配信機能を搭載するなど、昨今の動画撮影ニーズに合わせた製品に仕上がっています。
今回はその実機を早速体験してきましたのでレポートいたします。
体験で訪れたのは、「LUMIX」の新たな発信拠点として2021年5月30日に東京・青山にオープンした「LUMIX BASE TOKYO」。
外観チェック
「GH5」と並べてみました。見比べてみるとボディの形状、ボタン類の配置はほとんど変化していないように感じます。レンズには「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.」を装着しています。メーカーの方に伺うと、センサーや処理エンジンなど中身は大きく進化している一方で、ボディーの形状はほとんど変更点は無いとのこと。GH5のデザインを踏襲している点は、乗り換えを検討しているのユーザーには嬉しいポイントではないでしょうか。
続いては背面から。ご覧の通り細かな表記の違いはあるものの、大きな変更点はありません。ちなみに、ボディの質量はGH5II(約647g)GH5(約645g)と約2gの違いとなっています。
一番違いがみられるのが上面です。GH5では、ドライブモードダイヤルはこれまで黒一色でしたが、「G9 PRO」以降採用されている赤いリングが加わりました。動画記録ボタンも赤一色となり、より存在感が増しています。動画機能がセールスポイントなカメラとしての強い意志を感じます。
モニターは3.0型 約184万ドットを採用しました。(GH5:3.2型 162万ドット)実際にショールーム内で見比べてみるとGH5よりも明るく見やすくなった印象でした。モニターの角度を自在に調整できるフリーアングル機構モニターを採用しているので、V-logなどの自撮りも簡単です。また、メニューの操作性をさらに改善し、フルサイズのSシリーズと同じく使いやすいUIへ進化しています。
ライブ配信機能
「GH5Ⅱ」最大の目玉機能が無線ライブ配信機能だと思います。これまで、一眼・ミラーレスを使用したライブ配信にはキャプチャーボードやPCなど様々な機材や知識が必要でしたが、専用アプリ「LUMIX Sync」を使用して「GH5Ⅱ」とスマートフォンを接続するだけで配信環境の構築が可能となります。「LUMIX Sync」上では、ライブ配信用のストリームURLや配信画質設定なども行えます。実際にスタッフの方に実演していただきました。
カメラとスマートフォンを接続して配信まで1-2分、専用アプリの操作・設定はスムーズでシンプルです。ケーブルレスで、通信環境さえあれば屋外からのライブ配信も気軽に行えるのでYouTubeやFacebookなどのライブ配信サービスを試したい方には大変魅力的な新機能ではないでしょうか。
動画の記録中は赤枠表示となりますが、ライブ配信中は青枠が表示されます。配信中もカメラの設定は変更が可能で、フォトスタイルなども変える事が出来ます。また、GH5では非対応だったUSB給電/充電に対応していますので、バッテリー残量が気になる屋外での長時間撮影を強力にサポートしてくれます。
また、「GH5」では別売のアップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU1」が必要だったLog撮影機能「V-Log L」が新たにプリインストールされています。広いダイナミックレンジを持ち、シャドウからハイライトまで豊かな階調表現を実現可能となるので、多様なカメラが混在する大規模なシネマ制作や放送用コンテンツの制作環境にも対応が可能となります。
いかがだったでしょうか。
これから動画撮影を楽しみたいユーザーからハイアマチュア、プロフェッショナルまで多くのユーザーが楽しめる、動画機能で常にカメラ業界を牽引しているパナソニックらしいミラーレスカメラだと実感しました。マップカメラでのご予約をお待ちいたしております。