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【Panasonic】予想外の進化により、他社に秀でる長所を伸ばしたハイエンドミラーレス。

【Panasonic】予想外の進化により、他社に秀でる長所を伸ばしたハイエンドミラーレス。

「待ちに待った」
この言葉がこれほど似合うカメラは無いかもしれません。
PanasonicのフルサイズモデルとしてLUMIX S1が産声を上げてから幾星霜・・・。
待望の後継機が2025年3月27日に登場しました。
その名もLUMIX S1RII。初代にも存在したR(高画素モデル)の進化版です。

画素数といえば。
前機種S1Rが4730万画素だったのに対し、本機は4430万画素と少しばかり減っています。
それによる画質の変化は如何程かと気を揉んでいた筆者ですが、あれこれお話しする前に、まずはその画をご覧いただきましょう。
全編通して使用レンズはLUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.です。
S1RIIのキットレンズとして販売されていますが、「キットレンズ」と呼ぶには申し訳なくなるほどの写りを披露してくれました。

解像感は全く問題なく、さすがの一言です。
むしろ筆者が驚いたのは色味でした。「今までと少し違うかも」と感じたからです。
Panasonicといえば「くすんだ色を極力廃した、鮮やかで華やかな色」という印象が強かったのですが、このS1RIIは鮮やかさはそのままにくすんだ色を表現に取り入れて深みを増したように感じます。

これは予想外の進化でした。
驚きながら撮り進めてみると、赤~黄~緑あたりの色相の表現は、「明度の高い色ならば」今まで通りの鮮やかな感じです。

それが中程度の明度になると一気に色情報が増し、様々な色を表現するようになります。
撮影は4月に行いましたが、夏ほどコントラストが高くなく、冬ほどソリッドではないその雰囲気を余すことなく再現してくれました。
地面にかがんで大胆に前ボケを導入してみましたが、LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. は非常にスームズな前ボケを再現してくれました。

撮影に熱中していると鮮やかなザ・ビートル・カブリオレが登場。
ちょうど「赤の再現はどうだろうか」と考えていたところだったので願ったりかなったりです。
昨今のカメラは「影になった場所にシアンが乗りすぎて、わざとらしく青い」表現をする機種もありますが、そこはさすがのLUMIX。
あくまで自然に、美しく。ホイールの青みまで含めて秀逸な色表現です。

ここで高感度の描写をご覧いただきましょう。
ISO6400での撮影ですが、そうとは思えないクリアな写りを見せてくれました。
等倍にして一生懸命カラーノイズを探してみましたが見当たらず、判るのはサラサラした輝度ノイズのみ。
ライカのカメラに似た高感度ノイズはフィルムの粒子に似て美しく、この辺りは初代S1から続く美点だと感じます。

もちろんそんな超高感度域までいかずとも、常用域の少し高めの感度(上のカットはISO800です)でも非常にきれいです。
大きく拡大すると若干の色ノイズが見られますが、それこそ等倍にでもしない限り気づくことはできないでしょう。
窓の外の葉がしっかりと情報を残している事も好印象です。

場所を再び屋外に戻し、ホワイトバランスを大胆に黄色く転ばせてみました。
彩度の高さ故少しばかり色濁りがあるように見えますが、破綻なく表現しています。
是非見ていただきたいのはシャドウ部分のつながりで、唐突な感じがなく清らかに連続しています。

今回の撮影ではかなりの範囲を練り歩きましたが、初代S1より大幅に小型化したボディのおかげで体への負担が少なく快適に移動できました。
撮影の時にはチルトフリーアングルモニターが活躍し、無理な体勢をすることなくハイ・ローアングルが撮れました。
順当な進化と「そうきたか!」という変化球が合わさり、様々な所がブラッシュアップされたハイブリッド機。LUMIX S1RIIからこれからも目が離せません。

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[ Category:Panasonic | 掲載日時:25年05月29日 18時00分 ]

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