【PENTAX】まだ見ぬ世界を、もっと身近に。防水コンデジで。
6月21日に発売となった「PENTAX WG-1000」。
防水機能を搭載したPENTAX WGシリーズのエントリーモデルとして新たに登場しました。
小さな見た目ながら水深15mで連続1時間の撮影ができ、また耐衝撃性能にも優れており高さ2mからの落下試験もクリアしています。
そんなWG-1000を、水族館に連れて行ってみました。
今回主に撮影したのはイルカショーです。
イルカショーを最前列近くで観ると、水がかかってくることがあります。
この水族館では、イルカに水をかけてもらうパフォーマンスが人気です。
普段一眼レフカメラでイルカショーを撮影している筆者ですが、カメラにとって海水は天敵。
決して愛機を濡らすまいといつも水のかからない後方で撮影しています。
今回最前列で撮影をして、普段と全く違う構図に新鮮さを感じました。
後方で撮影するとどうしても見下ろす画角になりがちですが、最前列ならほぼ目線の高さにイルカが飛んできます。
水しぶきの様子もよく描写できています。
コンパクトデジタルカメラではありますが、最新の技術が搭載されており画質の粗さをそこまで感じさせません。
使用用途と価格を考えれば十分満足できる写りです。
レンズ表面に水しぶきがかかってしまいました。
普通のカメラであれば、レンズ表面に海水がつけば戦慄してしまいそうなところですが、このカメラなら安心です。
水深15mの水圧に耐えることのできるカメラであれば、この程度は朝飯前でしょう。
今回一番衝撃的だったカットです。自分の目の前にイルカが着水し、海水の塊が襲ってきました。
当然撮影していた筆者はずぶ濡れになっており、このカットは実は液晶を見ずに撮影しています。
ですがカメラは当然無事です。むしろ撮影者が環境に耐えることができるかが重要かもしれません。
イルカがヒレを使って器用に水をこちらにかけてきます。
ややシャッタースピードを遅く設定した分、水の動きがダイナミックに表現できています。
WG-1000ではマニュアルモードが搭載され、シャッタースピードやF値、ISO感度を設定できるようになっています。自分の思うような表現が自在にできるのが嬉しいです。
今回は動画も撮影しましたので、是非ご覧ください。
WG-1000はフルHDでの動画撮影が可能です。手ブレ補正機能はありませんが、臨場感ある動画を録ることができます。
当然イルカ以外の撮影もお手のもの。水族館は暗いシチュエーションになってしまうことが多いですが、WG-1000の最高ISO感度は3200なので対応が可能です。クラゲの脚やチンアナゴの顔に上手くピントも合わせられています。
帰り道、不意に飛行機が飛んできたので慌てて撮影しました。設定はすべてカメラ任せですが問題ありません。
ズーム倍率は4倍。焦点距離は35mm判換算で約27~108mmと、使いやすい画角設定になっています。
センサーサイズの割によく写っていると思います。
防水・防塵・耐衝撃性能を備えあらゆる場面に対応できるカメラがこの価格で販売されることに驚きました。
これまで手を出せなかった分野に気軽に足を踏み入れることができるようになります。
個人的に嬉しいのは、これがPENTAX銘で登場したことです。
これまでのWGシリーズはRICOH銘での発売でしたが、今後はPENTAXを冠して販売されるとのこと。
また使っていて、お子様の初めて持つカメラにも向いていると感じました。
カメラ任せで撮影することができ、シャッターボタンにきちんと「押している」感覚があります。
もちろん耐衝撃性能はお墨付き。多少乱暴に扱ってしまっても安心感が違います。
様々な用途に使えそうな一台。あなただけの発想で、まだ見ぬ世界を切り開いてみてはいかがでしょうか?
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