2022年6月23日に公開されたPENTAX K-3 Mark IIIとK-1シリーズのファームウェアのアップデートを行うことで、カスタムイメージ Special Editionの拡張が可能となりました。
特定のリミテッドレンズを装着することで使用できるカスタムイメージSpecial Editionは春夏秋冬に合わせて順次公開され、今回はその第一弾となります。
第一弾に選ばれたのはその名も「夏天(KATEN)」
夏の濃い青空や眩しく白い雲のディティール表現をイメージしたカスタムイメージとなっています。
「本質」「感性」「不変」をポリシーに開発されているPENTAXのLimited Lensシリーズ。
収差をコントロールし、その場の空気感をそのまま写し込む独特な描写は、まさにPENTAXレンズの真骨頂。
それでいて外観も高品質なアルミ削り出し鏡筒とこだわりぬいており、所有欲を満たしてくれるレンズシリーズになっております。
その中から今回選ばれたのは以下のレンズです。
「HD DA15mm F4 ED AL Limited」
「HD D FA 21mm F2.4 ED DC WR Limited」
K-1/K-1 Mark II (J limited 01含む)とK-3 Mark IIIで使用ができるようになった「夏天(KATEN)」ですが、今回は「K-3 Mark III」とそれぞれのレンズを持ち出して撮影を行いました。
K-3 Mark III + HD D FA 21mm F2.4 ED DC WR Limited
夏の終わりが近づき大気が不安定となり、なかなか青空に恵まれない今日この頃。
束の間の晴れ予報の日、青空と程よい量の雲を狙ったものの予報は大きく外れてピーカン(雲ひとつなく澄みきった青空のこと)に。
しかしながら、立っているだけで溶けてしまいそうな暑さの中、遠くに沸き起こる雲を見つけ大喜びでカメラを向けます。
K-3 Mark IIIのカスタムイメージには、元から「風景」や「鮮やか」等が収録されていますが、この「夏天(KATEN)」は青空の青さと雲のディテールを高めてくれます。
K-3 Mark III + HD D FA 21mm F2.4 ED DC WR Limited
夏のピークが終わりを迎え、つい数日前までは賑わっていたであろう海の家は解体の準備が進んでいました。
暑さは変わらないですが、ぎらぎらとした日差しは少し弱まってきたような気配を感じます。
K-3 Mark III + HD D FA 21mm F2.4 ED DC WR Limited
「夏天(KATEN)」ということで空に目が行きがちですが、バランスを崩さない程度の高コントラストなので様々なシーンでも使用ができそうです。
K-3 Mark III + HD DA15mm F4 ED AL Limited
性能の高いLimitedレンズシリーズとの組み合わせですから、逆光に向けても破綻することなく鋭い描写が可能です。
かなりの暑さと潮の飛沫によってこちらの方向はやや白んでおり澄み渡った青空とはなりませんでしたが、フレアやゴーストは最小限に留めていることが分かります。
K-3 Mark III + HD D FA 21mm F2.4 ED DC WR Limited
青の発色が良いため、空だけでなく海の青さも際立ちます。
夏の青空と青い海。
まさに夏の代名詞と言っても過言ではなさそうですが、早いもので9月。
旅行へ行ったり、帰省をしたり、宿題に追われたり…
少年の頃は長く感じた8月も年々、月日の流れが早くなっているような気がします。
K-3 Mark III + HD DA15mm F4 ED AL Limited
そしてあっという間に夕暮れ時。
東西に伸びる相模湾の砂浜は朝日から夕日まで楽しむことが出来ます。
今回選ばれたレンズ(パートナーレンズ)はフルサイズカメラ装着時21mm、35ミリ判換算値 32mm相当の「HD D FA 21mm F2.4 ED DC WR Limited」と35ミリ判換算値 23mm相当の「HD DA15mm F4 ED AL Limited」とどちらも広角レンズで、広い画角で夏の強い日差しや雲を捉えることが可能でまさに「夏天(KATEN)」を愉しむ最適なレンズとなっています。
K-3 Mark III + HD D FA 21mm F2.4 ED DC WR Limited
まだまだ暑い日が続いておりますが、夏から秋の移り変わりはあっという間。
シーズンが進むごとに一つずつ追加となるカスタムイメージSpecial Edition。
青空と白い雲が印象的な「夏」から、次は一体どのような「秋」となるのでしょう。
今後もPENTAXから目が離せません。