【PENTAX】小さな感動
『PENTAX K-1 Mark II + HD D FA*50mm F1.4 SDM AW』
-言葉を写真に-
写真は撮る本人に、日常の”気づき”を与える。
今回はPENTAXフルサイズボディの「K-1 MarkⅡ」と
今年7月に発売されたスターレンズ「D FA*50mm F1.4」のセットで…
つけてみるとボディとレンズのバランスが丁度良く、
ボディは勿論、スターレンズ特徴のゴールドリングやバランスの良いデザイン、
高級感あふれるハードに持つだけで気分を高めてくれ、撮影意欲を沸かせてくれます。
まず開放で撮って驚いたことは、後ボケが非常に滑らかで自然な描写をしてくれることでした。
最大絞りで、このナチュラルさ…
絞ると周辺減光が若干見受けられますが、
逆にあえて周辺減光を前提とした構図を考えて撮ってみました。
“写真”として引き締まった1枚に仕上がります。
また、MFが非常に使いやすい。
レンズを支えている左手親指の絶妙な位置にAFとMFの切り替えスイッチがあり、
薄暗い中でも迷わずMFに切り替えることが出来ました。
普段はMFで撮らない筆者ですが、今回の撮影はあえてMFを使いたくなりました。
ピントリングの幅がかなり設けられていたり、そこのグリップ感であったり…
K-1ボディもそうですが、操作系が非常に考えられて作られています。
使いやすく、慣れ親しみやすいことが印象的でした。
そして、久しぶりにずっしりとした重さの一眼レフを持って撮影をしました。
しっかりと「カメラ」を持って歩いていると、自然に被写体を探しながら歩いているため、
いつもより注意深く周りを見渡している自分がいました。
そうすると普段は見逃してしまうさり気ないことや当たり前に過ごしてしまうこと、
細かな気づきをなぜかあえて「撮影してみよう」と思わせてくれます。
そのような気づきに、気づいたその位置から、
極自然に対応してくれるのが50mmという画角であると感じました。
忘れがちな小さな感動を撮る本人に気づかせてくれる。
感動させてくれる。シャッターを押したいと思わせてくれる。
その感動を写真に残す。
写真は、自分ではない人に見て頂き、はじめて”写真”として生まれると、私は考えています。
その写真をどう受取り、どう感じるかはひとりひとり違います。
その中でもしも、他の誰かへ…1人でも伝えることが出来たのであれば…
写真っていいな。って思う瞬間のひとつであるのかもしれません。
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