【PENTAX RICOH愛】名コピー誕生
今回は「RICOH」です。
今では普通に使っている「サンキュッパ」を大々的に
広告で初めて使ったのは「RICOH」です。
今から30年以上前、1978年9月発売の「XR500」の広告で使われました。
「XR500 XR RIKENON 1:2 50mm」
この当時一眼レフカメラはボディだけでも5万円以上で
レンズが付くと7万円以上が相場でした。
「RICOH」も前年に発売した、「XR-1」は「XR RIKENON 1:1.4 50mm」付きで¥67,000でした。
「RICOH」は高品質の普及価格のカメラを作ってきたメーカーですので
普及価格の一眼レフカメラの要望が強く
「XR-1」より一部機構を省き製造方法を見直し
販売価格を大幅に下げることが出来ました。
そしてそれまでの常識だと販売価格はきりのいい金額が設定されますが
あえて¥40,000でなく「¥39,800」で発売しました。
¥39,800の中にはカメラケースも含まれています。
(販売時の設定はカメラレンズセットが¥37,300、カメラケースが¥2,500で別売りになっています。)
「サンキュッパ」の語呂を使い大々的広告を打ちました。
TVCMでも当時人気があった漫才コンビ「セントルイス」を起用して
カメラ性能などの説明は一切無く、一眼レフカメラが「サンキュッパ」と
連呼するだけの映像が流されました。
「サンキュッパ」が一大ブームになり、
「XR500」は一眼レフカメラの販売記録も樹立しました。
皆様もお分かりの通り現在の商品の販売価格は殆どが
「8」で終わるように
「RICOH」広告が相当インパクトがあったということだと思います。