【SIGMA】しぐまびより Part8
こんにちは。
春がやってきました。
いつもと変わらずDP3 Merrillを使っての撮影ですが
今回は違う画角のカメラと一緒だと、どういう風に撮るんだろう、
という趣旨で撮ってみました。
一緒に撮影した時のブログです。
【OLYMPUS/Panasonic】M.ZUIKO 75mm F1.8 と春を楽しむ。
75mm(SIGMA DP3 Merrill)と150mm(OLYMPUS M.ZUIKO 75mm F1.8)。
※マイクロフォーサーズは35mm判に換算にすると焦点距離が2倍になるので、
ここでは150mmと表記しています。
今回感じたことは
背の高い桜を撮るには150mmくらいの望遠が有利。
勿論それは撮り方の問題でもあるんですが
「桜」だけに的を絞ろうとしたときに、焦点距離が長いほうがターゲットしやすかった、というのが感想でした。
というわけで同じような流れで
まずはネコスキンシップ。
一歩も動かず、構図もずらさず、というふうに撮り比べてはいません。
それは、それぞれの焦点距離で構図を探すから。
同じ条件ではありませんが、見え方はかなり変わります。
そしてターゲットがはっきりしている場合はやはり
長玉のほうが見つめやすいです。
ふと立ち止まって撮ったこの一枚。
75mmの焦点距離でなくては撮ろうと思いませんでした。
建築物はFOVEONの得意分野。
旧いものを撮りたくなるカメラです。
「記録」にこだわる方にはピッタリです。
という訳で桜の写真。
同じ構図で撮らなかったのは詰めが甘いという事で、、
これは撮る前から分かっていた事なのですが
やっぱりMerrillは色が薄い。
そしてホワイトバランスもかなり変わってしまいます。
原色にほぼ近い再現をするという見方もありますが
やはり「桜」のイメージからは少し遠ざかってしまいます。
今までのしぐまびよりでは
基本撮ったあと編集はあまりしていませんでしたが、
(シャープネスを-1弱めたり、露出を0.1~0.2EV少し変えるくらい)
今回はSigma Photo Pro(以下SPP)現像ソフトで
大胆に現像処理をしてみる事にします。
ストレートで現像したこの写真を
上のように変えました。
イメージ的にも、視覚的にもかなり近くなりました。
変更した点はWB(ホワイトバランス)を「蛍光灯」に変えます。
これだけで大分桜が桃色に変わるのですがこれだけでは
色が強く、他の部分の色も少し変です。
そこで円状のカラーチャートのようなものがありますので、
そこでイエローに近いところにスポットします。
そうすると強かった赤みが少し薄れます。
これでだいぶ元の色に近い色、もとい「記憶色」に変わってくれます。
あくまで色味を近づけたい、という内容なので
大きな変更点はこれだけです。
SPPはFOVEONの魅力を引きだす
「X3 Fill Light」
という効果があります。
別の機会にこの効果を使った写真をご紹介できればと思います。
150mmでは桜をバックに桜だけで一面埋める事が出来ましたが
75mmではなかなか難しい。
勿論、出来ない訳ではないですが、焦点距離が変わると
こうなるんだという事が分かって個人的に楽しい経験でした。
と言うわけで気持ちのいい桜の写真ではないのが残念ですが
しぐまびより、読んでいただきありがとうございました。
今回一緒に撮影したブログ。
【OLYMPUS/Panasonic】M.ZUIKO 75mm F1.8 と春を楽しむ。