2022年8月26日に「SIGMA Art 24mm F1.4 DG DN」「SIGMA Art 20mm F1.4 DG DN」が発売いたしました!ソニーEマウント用とライカSL/TLマウント用がミラーレス専用設計にて堂々と登場です!今回はソニーEマウント用を使用して比較を行ってみました。
まずは外観からご紹介致します!SONY α7RⅣにそれぞれつけて撮影してみました。
上記は「SIGMA Art 24mm F1.4 DG DN」、下記は「SIGMA Art 20mm F1.4 DG DN」。
ミラーレス専用設計ということもあり、Artレンズにも関わらずどちらもF1.4のスペックとは思えないコンパクトさとなっています。
特に旧型の「Art 20mm F1.4 DG HSM」は前玉が出ているのでフィルターを取り付けることが出来ませんでした。今回はどちらも取りつけ可能です。フィルター径は20mmは82mm、24mmは72mmと大口径単焦点レンズなります。
最短撮影距離は20mmは23cm、24mmは25cmと20mmが若干短くなっております。そのため比較撮影を行う際に画角は異なりますが20mmは寄ることが出来るのである意味似たような構図で撮影することができました。
すべての写真はα7RⅣを使用してJPEGでの撮って出しでの撮影となります。早速ご覧ください!
「SIGMA Art 24mm F1.4 DG DN」
「SIGMA Art 20mm F1.4 DG DN」
まずは開放F1.4での撮影。開放からピント面がシャープであることが良く分かります。F1.4のスペックを持つレンズの多くは撮影するとピント面から不自然な後ろボケになってしまうことが多いですが、どちらも非常に自然なボケ感となっております。難しい夕暮れ時の写真、開放F1.4が心強いです。
「SIGMA Art 24mm F1.4 DG DN」
「SIGMA Art 20mm F1.4 DG DN」
こちらも開放F1.4にて撮影をした1枚。ピントを合わせた花の立体感、解像力に驚かされました。さすがはArtレンズ、まるで目の前に花があるかのように、よく写ります。丸ボケは周辺に行くにつれ、24mmと比べ20mmの方は少しだけレモン型になってしまうようです。
「SIGMA Art 24mm F1.4 DG DN」
「SIGMA Art 20mm F1.4 DG DN」
こちらの花を撮影したとき、赤の発色が強いと感じました。(WB AUTO、クリエイティブスタイルもスタンダートでの撮影です。)後ろの葉も少し濃い印象を受けます。SIGMAレンズにしては少しこってりとした色乗りになるようです。ドラマチックな印象を受けます。
「SIGMA Art 24mm F1.4 DG DN」
「SIGMA Art 20mm F1.4 DG DN」
広角レンズなのであえて歪みを出そうと直線を撮影してみましたが思わず声をあげて驚いてしまいました。周辺部でも「全く歪みがない…!」ボディ内の機能であるレンズ補正が適用されているといえど、20mmでもここまで歪みがないのはお見事。本レンズは星空撮影の新定番として強く謳われておりますが、24mmでも20mmでも、日常のスナップ撮影での常用のレンズとしても違和感なく使用が出来る夢のような広角単焦点レンズです。
「SIGMA Art 24mm F1.4 DG DN」
「SIGMA Art 20mm F1.4 DG DN」
近年SIGMAからのレンズ発売は「Iシリーズ」などの小型軽量モデルの発売が多く目立ちました。小さくて持ち運びがしやすいことも勿論重要で素晴らしいコンセプトですが、一部のレンズでは開放での撮影でピントがぼやけていたり、歪みが見られる印象がありました。純正レンズは高額ですので、SIGMAで高画素機に順応できるレンズが欲しいなと個人的に思っておりました。今回久々に発売されたArtレンズ。期待を裏切らない開放からのシャープな写りや歪みの少なさに、やはりArtレンズの信頼性は高いと強く感じました。
従来の一眼レフ用のArtレンズは重量や大きさが倍近くあり「Artレンズは大きくて重たいけど描写が非常に良い!」という印象でした。ですが「DG DN」ミラーレス専用設計で作られたレンズは「Artレンズでも常用できる範囲の大きさ・重量で描写が非常に良い!」という夢のスペックが実現されております。
前回発売された「DG DN Art F1.4 シリーズ」の「SIGMA Art 85mmF1.4 DG DN」は発売当初から多くの反響があり、今でもお問合せが多い非常に人気なレンズです。今回も長きにわたって愛される人気のレンズになること間違いないでしょう。ミラーレス設計だからこそ実現できたこのスペック、そしてこの価格。皆様もぜひ手に入れてみてください!
▼KASYAPAではリサイズされていない原寸の画質で掲載しています。こちらもぜひご覧ください!▼
▼KASYAPA ライカSL/TLマウントはこちら▼
▼今回使用したソニーEマウントはこちら▼
▼ライカSL/TLマウントも好評発売中!▼