【SONY】α7RIV:第4世代の真価 × 世界最高の標準レンズ
ボディ:SONY α7RIV / レンズ:Carl Zeiss Otus 55mm F1.4
マウントアダプター:SIGMA MC-11 キャノンEF用/ソニーE用
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100
SONY α7RIV × Carl Zeiss Otus
カールツァイスの中でも圧倒的なパフォーマンスで他の追従を許さないレンズ『Otus』のラインナップ。今回は標準レンズとして位置する『Otus 55mm F1.4』と、35mm判フルサイズ世界初、有効画素数6100万画素を持つ『SONY α7RIV』を使用して撮影を行いました。
甲州街道沿いの駐輪場で撮影してみました。今回の撮影はほとんどF値解放で撮影しました。世界最高の標準レンズと謳うだけあり、周辺減光はほとんどなく、ピントが合った部分ははっきりと、ボケの部分は非の打ちどころがないほどやわらかくキレイに表現されています。
ボディ:SONY α7RIV / レンズ:Carl Zeiss Otus 55mm F1.4
マウントアダプター:SIGMA MC-11 キャノンEF用/ソニーE用
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100
絞り解放で撮影しながらも露出アンダーで撮影していますが、木を拡大して見てみると、黒つぶれしてしまうであろう木の内側の光のあたりにくい部分ながらも、一本一本ディテールがわずかながら見ることができました。
2段ほど絞った結果は、言わずもがなです。かなりの拡大をしても画質が落ちることなく、6100万画素の凄さと、ダイナミックレンジ幅の広さを実感します。
ボディ:SONY α7RIV / レンズ:Carl Zeiss Otus 55mm F1.4
マウントアダプター:SIGMA MC-11 キャノンEF用/ソニーE用
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/15秒 / ISO:800
F1.4は大口径ならではの明るさを持ちながらボケを追及するのには十分なF値です。反対に、被写界深度はかなり薄いため、マニュアルフォーカスにおいては、撮影の難易度を高めます。
約576万ドットを搭載したα7RIVと、Otusがもつピントリングの回転幅の広さはマニュアルフォーカス初心者の私でも、解放時のピント調整を簡単にしてくれました。先ほどの木の写真でもディテールの解像力を紹介しましたが、こちらも葉脈がはっきりと見受けられます。
ボディ:SONY α7RIV / レンズ:Carl Zeiss Otus 55mm F1.4
マウントアダプター:SIGMA MC-11 キャノンEF用/ソニーE用
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:800
別日に東京都檜原村という多摩地域の西にある、払沢の滝という日本の滝100選に選ばれているところに向かいました。滝の手前にある清流を撮影しました。中央部右下にピントを合わせてみました。泡の一粒一粒がはっきりと見て取れるのがわかります。
今回、JPEGとRAWで振り分けて撮影をしました。JPEG撮って出しの状態で店頭の4Kモニターに撮影結果を見ましたが、画質の劣化は全く見られませんでした。
ボディ:SONY α7RIV / レンズ:Carl Zeiss Otus 55mm F1.4
マウントアダプター:SIGMA MC-11 キャノンEF用/ソニーE用
絞り:F11 / シャッタースピード:4″秒 / ISO:50
長時間露光とまではいきませんでしたが、三脚を立て、長めのシャッター速度で撮影をしてみました。NDを持ち合わせていなかったので、拡張下限の50で撮影しました。拡張感度とはいえ、やはりこちらも画質の劣化はさほど見られませんでした。クリエイティブスタイルもシャープネスが5段階になったことで、ビビット調でカッチリとした表現が好きな私としてはとてもうれしい機能です。
ボディ:SONY α7RIV / レンズ:Carl Zeiss Otus 55mm F1.4
マウントアダプター:SIGMA MC-11 キャノンEF用/ソニーE用
絞り:F11 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:12800
ところかわって新宿東口の夜を撮影してみました。拡張感度とまではいかないものの、あえて高感度の12800で撮影しました。画素数が多く、センサー受光面が狭くなっていますが、なかなかにノイズは抑えられているような印象があります。比較的明るめな場所で撮影はしていますが、もっと暗い環境になるとノイズが目に付きやすい感じもしました。
ボディ:SONY α7RIV / レンズ:Carl Zeiss Otus 55mm F1.4
マウントアダプター:SIGMA MC-11 キャノンEF用/ソニーE用
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:200
玉ボケを狙って撮影してみました。中心部はキレイに撮影できましたが、撮影の環境のせいか、レンズの特性なのか、四隅は玉ボケが少し歪んでいる印象があります。ボケ方自体はとてもキレイで、抜けの良い写真になったと思います。
いかがでしたか。
『Carl Zeiss Otus 55mm F1.4 』は圧倒的な高級感を感じさせる見た目を持ちながらも、ありとあらゆる収差を抑え、画面の中央から四隅まで徹底された解像力とボケとコントラストを併せ持ち、重量も含めて、非の打ち所がないレンズだと感じました。またピントリングの回転角の広さもF1.4の描写を確実かつ容易にするために十分な広さでした。
また、約576万ドットを搭載した高精細なファインダーと抜群の画質を表現してくれるSONY α7RIVはマウントアダプター使用時のピントリング拡大も他のSONYαシリーズに比べて、ピントが合わせやすく、快適な撮影が楽しめました。各メーカーから様々なフルサイズミラーレス機が登場していますが、今回の撮影でフルサイズミラーレスの開拓者であるSONY α7シリーズの風格を感じた気がします。Otusに限らず、レンズの特性をよりよく感じるのことのできるカメラだと思いました。
マウントアダプターを介してのレンズとボディの装着は、アダプターメーカー、レンズ・ボディメーカーいずれも保証対象外となります。
Carl ZeissのEFレンズの使用はもちろん非公式ですので、すべてが正常に利用できるとは限りません。
マップカメラ本館5階には、キヤノンEFマウントからソニーEボディ用に装着するマウントアダプターのデモがいくつかご用意がございます。気になった方は、お気軽にご来店、お声掛け下さい。
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