
【SONY】この季節に咲く花(49)
OM SYSTEM / OLYMPUSSIGMASONYα7R IVこの季節に咲く花さくらスタッフおすすめ機材単焦点を楽しむ春日和
良いお花見の時期を迎えました。
と思えば、休日はあいにくの雨。
穏やかな季節になりましたが、春は天気は気まぐれです。
天気を観ながら気を付けて、春を満喫したいと思います。
今回、桜はSONY α7RIV ボディ ILCE-7RM4A +SIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO (ソニーE用/フルサイズ対応)で撮影、
野草は最後の2枚をオリンパスTG-4で、おこなっております。
桜と言えば、「ソメイヨシノ・染井吉野」が一般的な感じですが、ソメイヨシノ桜の
お父さん、お母さん、お爺さん、おばあさんに当たる桜になります。
その桜は、「オオシマザクラ・大島桜」と言います。
花です。
香りがあり、伊豆~房総の海沿いに生育して東北以南に野生化している物も見られます。
和名は伊豆大島に多いことからきています。
日本の固有種で、日本に自生する10もしくは11種あるサクラ属の原種の一つです。
葉です。
どこかで見たことありませんか。
この葉っぱです。
葉っぱを塩漬けにして芳香(クマリン・芳香成分)が増すので、これを桜餅に使います。
この桜、その利用から別名「モチザクラ・餅桜」とも呼ばれてます。
ただ、桜餅は大島桜ではなく他の桜でもクマリンを生成する桜がある為、現地では他の樹種の葉も桜餅に使われています。
また、成長が早く再生力が強いので、雑木林に植えて、燃料、薪として使われた他、樹皮が漢方薬の生薬名を桜皮(オウヒ)になります。
桜皮(オウヒ)は江戸時代の医師、華岡青洲が初めて用いたもので、日本独自の生薬です。
鎮咳、去痰効果があるとされてます。
今回は、あと一つ、桜の根本に咲いた小さな花を紹介します。
分かりますか、・・・・・。
花は2mmくらいです。
小さくて見過ごしてしまいそうになります。
「キュウリグサ・胡瓜草」と言います。
更に、寄って・・・。
名前の由来は、葉や茎を揉むとキュウリ(胡瓜)の匂いがすることから、キュウリグサ(胡瓜草)という名前がつけられました。
但し、最近のキュウリは匂いが少ないので、匂いも忘れてしまっているので難しいかもしれません。
オリンパスTG-4の出番です。
接近写真に強いので最近はカメラルーペとしても使っております。
このシリーズに付いています顕微鏡モードは通常マクロレンズでは寄って写せないところを撮影できるので便利です。
現行機種のTG-6は、顕微鏡モードが使いやすくなっております。
更に、ここまで拡大しますと、この花の可愛らしさと形がよく分かります。
図鑑にも載ってない写真が出来そうですね。
春は、桜、菜の花、チュウリップばかりでなく、足元にかわいい野草の花で一杯です。
ちょっと、腰を下ろして「イタタ」注目しませんか。
【参考文献】
なんでもハーブ284 (ポケット図鑑)山下 智道 (著)文一総合出版
フィールドベスト図鑑17巻 日本の薬草 監修: 矢野 亮 出版社: 学研
色と形で見わけ散歩を楽しむ花図鑑 大地佳子 (著), 小池安比古 (監修), 亀田龍吉 (写真)出版社 : ナツメ社
改訂版 散歩で見かける草花・雑草図鑑 高橋冬 (著), 鈴木庸夫 (写真) 出版社 : 創英社/三省堂書店
身近な薬草活用手帖: 100種類の見分け方・採取法・利用法 寺林 進 (監修) 誠文堂新光社
大きくて見やすい! 比べてよくわかる! 山野草図鑑 (朝日園芸BOOKS) 金田/洋一郎(著) 朝日新聞出版
帰化&外来植物 見分け方マニュアル950種 森 昭彦 (著, イラスト, 写真)出版社 : 秀和システム
最新版 街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本―収録数600種以上!岩槻 秀明(著) 出版社秀和システム
サクラハンドブック大原 隆明 文一総合出版
日本の桜 (フィールドベスト図鑑)10巻 学研
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。