【SONY】アニコレ~Animal collection~Part12
動物園に行きたい。水族館に行きたい。
とにかくアニマルフォトを撮りたい。そんな気持ちを刺激するブログ
アニマルコレクション(Animal collection) 略してアニコレ。
今回はPart12。前回に引き続き水族館をテーマにしていきます。
前回は水中で生活をする水生生物のみでお送りしましたが、今回は水中でも陸上でも活動することが出来る「両生類」や水辺で生活する「爬虫類」なんかも交えてご紹介しようかと思います。
SIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO
SIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO
まず最初にご紹介するのが、両生類の中のカエルです。
こちらの種類は「ヤドクガエル」と呼ばれ南米の熱帯雨林の生息している強力な毒を持つカエルです。黄色い個体が「キオビヤドクガエル」、青い個体が「アイゾメヤドクガエル」と呼ばれているそうです。
とても綺麗なカエルですが皮膚から猛毒が出ているため素手で触る事すら危険な種類だそうです。
個体の大きさはとても小さく色の鮮やかさも相まって、マクロレンズで撮影するとジオラマやおもちゃのように見えます。
SIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO
こちらも同じくカエルから「ニホンアマガエル」です。
名前にニホンと入っているので日本国内でよく見かける一番身近なカエルだと思います。しかし今回撮影したのはかなり色が薄いほとんど白い個体です。カエルと言えば明るい黄緑を連想すると思いますがこちらの個体はどうやら保護色の関係で白くなっているようですのでアルビノのような色素が生まれつき薄い個体では無いそうです。
SIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO
Carl Zeiss Batis 40mm F2 CF
続いては、「フィリピンホカケトカゲ」です。
トカゲというと、両生類ではなく爬虫類と呼ばれる種類に分類されることはご存知だと思います。ではその両生類と爬虫類の大きな違いを皆様はご存知でしょうか。
大きな違いは生まれた時から陸上で生活できるか否か、です。両生類に分類されるカエルやイモリは卵から孵った後は水中で暮らし成長につれて肺で呼吸するようになりますが、爬虫類は卵から孵ってすぐ肺呼吸をします。
進化の過程で魚類から両生類に進化し、更に地上棲に特化をした進化を遂げた種類を爬虫類と分類されているようで、分類上は親戚に近い種類となっています。
ちなみに余談ではありますが、トカゲとヤモリの違いもご存知でしょうか。
大きな違いは瞼の有無です。トカゲ類は瞬きをしますが、ヤモリ類は瞬きをしません。瞬きをしませんが眼の表面に透明の膜のようなものがありそれにより眼の乾燥などを防いでいます。更にヤモリは壁などの垂直な面を移動することが出来ますが、トカゲは出来ません。
しかし例外もあり、ペットとして人気のトカゲモドキはトカゲのように瞼を有しているのも関わらず何故かヤモリ類に分類されています。瞼もあり壁も登ることが出来ないので特徴はトカゲそのものなのですが、ヤモリ類、不思議です。
SIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO
こちらはトカゲの仲間「ガイアナカイマントカゲ」です。
カイマンとは小型ワニの名称で、泳ぐ姿がカイマンなどのワニ類のような泳ぎ方をすることからこのような名前が付けられました。
体は色鮮やかな赤と緑色でつぶらな瞳が可愛いです。虫や小型の哺乳類を食べたりするトカゲ類ですが、このガイアナカイマントカゲは何と貝類を食べるそうです。
SIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO
次は「ムツゴロウ」のご紹介です。
ムツゴロウという名前は有名な動物研究家の方の愛称として、皆さん一度は聞いた事あると思います。
ムツゴロウは潮の引いた干潟の上で生活する生き物で水中と陸上の両方で生きることが出来ます。先ほどまで記事を読んでいた方ならこの特徴でこの生物は何類に属するか分かるかと思います。
そうです。魚類です。
なんで?と感じる方も多いと思います、筆者も最初そうでした。水陸共に活動できるのに何故ムツゴロウは魚類に分類されるのか。それはムツゴロウは陸上において肺呼吸をしておりません。皮膚表面もしくは口の中に溜めた水で呼吸をしているので、干潟のように多少水がある環境でないと生きていくことが出来ません。
その為、ムツゴロウは魚類に分類されます。
「ムツゴロウ」という愛称がついた方の優しい雰囲気がイメージに付いてくるので大人しい生物と思われていますが、実は結構気性が荒くオス同士では頻繁に縄張り争いでの喧嘩が見受けられます。
SIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO
最後は前回のアニコレPart11で紹介しそびれた「ヒラアシクモガニ」です。
通常のカニと違い、脚を地べたに倒したような状態が特徴です。今回はマクロレンズを使って顔のアップを撮ってみました。同じ目線くらいまで低くして撮ってみると、脚はほとんど見えなくなりました。
全貌はぜひ実際に水族館に足を運んでチェックしてみてください。
いかがでしょうか。
今回のPart12、両生類と爬虫類も交えてお送り致しました。実は深海生物とかはまだまだ研究が進んでおらず多くの生物がまだ謎に包まれたままだったりするそうです。
今後も、水族館記事を交えてもっと多くの人に楽しんでもらえる記事になるようにしたいです。
では、また。
▼バックナンバーはこちらから▼