つい欠伸が出てしまいそうな4月下旬のこの日の気候。
絶好の撮影日和です。
初のマクロレンズを手に花園神社へ行ってまいりました。
今回使用した機材は SONYα7C と FE90mmF2.8MacroOSS です。
江戸時代から「新宿の守り神」として地元の人から愛されているここ花園神社。
ぽつりぽつりと参拝者や散歩中の人が訪れており、心地よい天気と相まってこの大都会の真ん中で異様なほどに穏やかな空間が流れていました。
早速、マクロレンズらしい一枚を撮ってみます。
小学生の頃に見た理科の教科書を思い出させるような生き生きとした葉脈が鮮明に写ります。
マクロレンズならではの美しさを初めて体感した私は思わず声を上げました。
こちらには奉納された赤い鳥居が並んでいました。
遠くから眺めるだけでは気付くことのできない傷たちがこの神社の歴史を感じさせてくれます。
柔らかな色味に映ったおかげで力強さよりもやさしさが強調されたようなしめ縄の質感がよく伝わってきます。
足元に落ちていたガラスの破片を見つけました。
私にはあわく光る青い星のように見えます。
無数についたひっかき傷傷のような跡は、この星がどこかで輝いていた証拠です。
少し引いたところからの撮影もしてみました。
木の葉風を感じの間を通る風を感じさせる一枚に。
陽にあたり透けて見える葉と、陰になり深い緑に染まる葉の対比が美しいです。
マクロレンズだからと接写に限らず、何気ない一コマにもぴったりです。
いかかがでしたか。
初めてのマクロレンズはとても新鮮で童心に返ったような気持ちになりました。
今後また異なる場所、異なる季節に、マクロレンズと共に新しい世界に出会えたらと思います。