【SONY】広角ズームレンズの頂点。α1との最高タッグ。FE 16-35mm F2.8 GM II
SONYが最先端の技術を詰め込み、妥協のない最高峰の設計で作り上げたレンズシリーズ『G Master』
ユーザーからの信頼も厚く、GMレンズを使用していれば間違いないと言っても過言ではありません。
単焦点レンズとズームレンズのⅠ型Ⅱ型を合わせると2025年1月現在で21本のラインナップがあるGMレンズ。
その中で今回は開放絞りF2.8通しの大三元広角ズームレンズをご紹介させていただきます。
SONY FE 16-35mm F2.8 GM II SEL1635GM2
2023年9月にⅡ型としてリニューアルされた当レンズの実力を十二分に発揮するためにも、今回はSONYが誇るフラッグシップ機α1に装着し撮影をしてきました。
α1Ⅱが登場した事により、初代α1の中古商品が大変手に入れやすくなりました。
更に傷の少ない良品ランク以上の商品も増えてきております。
今回の記事でレンズだけではなくα1にも興味を持っていただいた方は下記リンクからα1の中古がオススメな理由について是非ご確認ください。
まずはFE 16-35mm F2.8 GM IIの素晴らしいスペックから確認していきましょう。
初代からズーム全域で均一して解像力が高いレンズでしたが、Ⅱ型になり絞り開放からシャープネスが高く、更に周辺画質も向上させております。
本来であれば解像性能と重量はトレードオフになりがちですが「20%減の547g」「全長10.1mm減」と軽量コンパクトもしっかり実現してくれました。
AF性能も非常に進化しております。
Ⅰ型で採用していたダイレクトドライブSSMから変更し、XDリニアモーターを4基搭載することで静音かつ高速なAFを実現しました。
AF速度が従来の約2倍となり、今回使用したα1では最高30コマ/秒の高速連写や、動画撮影における滑らかで正確なAFにもしっかり対応してくれます。
更にα1の秒間120回の演算処理のおかげで、子供や動物などの動きの予測が難しい被写体でも逃す事なく撮影できるでしょう。
筆者も家族で公園に出かけた際に使用してみたのですが、無邪気に遊ぶ子供たちを一度も逃さず捉え続けていました。
フラッグシップモデルとなると”プロが使うもの”と考えてしまうかもしれませんが、中古商品がお買い求めやすくなった今だからこそ日常の一瞬を逃したくない方に強くオススメしたいカメラとなります。
ちなみに上の鳩を撮影した作例では被写界認識対象を鳥にした上でノールックでシャッターを切り続けました。
「とりあえず撮れば写る」という安心感はフラッグシップ機であるα1だからこそでしょう。
α1はフラッグシップ機でありながら高画素機という一面もあり、余裕のある有効約5010万画素のおかげでGMレンズの解像力を思う存分に活かせることはもちろんのこと、APS-Cクロップをしても約2100万画素も残ってくれるので約24-52.5mmという標準ズームレンズのような運用も可能となります。
更に最短撮影距離もⅠ型の0.28mから、Ⅱ型は0.22mとより短くなり、最大撮影倍率はクオーターマクロを超える0.32倍を実現しております。
クロップを合わせるとより大きく写すことが出来ますので、物撮りやテーブルフォトなど幅広く活躍してくれることでしょう。
高画素機が故に気を付けないといけないのが手ブレです。
微細な部分もしっかり写し出してくれるメリットはありますが、ちょっとしたブレまで残ってしまう可能性があります。
当レンズには手ブレ補正が搭載されていない為、α1のボディ内手ブレ補正を活用することとなりますが、5.5段分と非常に強い補正効果を持っているので安心してスローシャッターに挑めるでしょう。
更に高画素になるとどうしても高感度耐性が弱くなってしまいますが、手ブレ補正のおかげでシャッタースピードを遅くしISO感度を下げて撮影することができるので被写体ブレが気にならない場面では是非お試しいただければと思います。
広角ズームレンズを使用するとなると切って離せないのが光源入れた逆光撮影ではないでしょうか。
作例のような直接的な逆光時でも多少ゴーストは発生するものの、フレアもしっかり抑えられており、コントラストも低下していないことが分かるかと思います。
これもソニー独自のコーティング技術であるナノARコーティングを採用したことによる恩恵です。
更に大きく絞り込むことで光芒を使ったダイナミックな表現が可能となり広角での撮影時に非常に効果的です。
当レンズは絞り羽根を11枚と奇数枚で構成しているため絞ると倍の22本の光芒が現れます。
これは太陽だけではなく夜の街灯や車のライト、イルミネーションなど様々なシーンで楽しめるので、たまには三脚を持ち出し長秒露光してみるのも良いでしょう。
まだイルミネーションが残っているスポットもありますが、そういった玉ボケを活かした撮影時に嬉しいのが口径食がほぼないというところです。
ポートレートや夜景、物撮りなどに限らずどういった場面でも大口径が故に玉ボケが現れる事があると思います。
そういった際にどうしても画面端の方で玉ボケが円形を維持できずレモン型のボケになりがちです。
しかし当レンズは周辺でも円形を維持し美しい玉ボケとなっていることが特徴的です。
解像力だけでなくこのようなボケにもこだわっているのがGMレンズの良さでもありますので描写に対する安心感はやはり抜群です。
広角ズームレンズと言えば動画撮影で使用される方も多いのではないでしょうか。
当レンズの特徴としてあげられるのが以下の3点になります。
①ズームしても鏡筒の伸びが少ない
②フォーカスブリージングがほとんどない
③絞りリングの搭載(デクリック機能あり)
これらは動画ユーザーにとって非常に利便性が向上する性能となっており、それぞれ以下のようなメリットがあります。
①ジンバル撮影時もバランスが崩れにくい
②ピント移動の際に画角変動が起きない
③滑らかなF値の変更による被写界深度の調整が可能
こういった写真・動画共にこだわり抜いた設計だからこそSONYを選ぶユーザーが多いのではないでしょうか。
フラッグシップ機であるα1と相性抜群のG Masterシリーズの中で今回は広角ズームレンズのSONY FE 16-35mm F2.8 GM IIをご紹介させていただきました。
α1が持つ高性能AF・高速演算・高画素にもしっかり対応できる実力を持った当レンズだからこそ、どういったシーンでも活躍してくれること間違いなしです。
広角ズームレンズをお探しの方には真っ先にオススメしたい素晴らしいレンズでした。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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