【SONY】遂に始動!驚愕の動物リアルタイム瞳AFの実力!(実写作例多数掲載)
SONYSONY G Master/G lensα7 IIIα7R IIIα9III 120コマ/秒対応スタッフおすすめ機材動物瞳AF
SONY α7III(動物リアルタイム瞳AF) + SEL100400GM
2019年4月11日
α9に続いてα7RIII、α7IIIの大規模アップデートが実施されました。
今回のアップデートでは初めて動物を対象にしたリアルタイム瞳AFが搭載されました。
ペットを飼っている方は待望の機能、待っていた方も多かったと思います。
実際の使い勝手はどうなのか?
本当に瞳にAFが合うようになるのか?
そんな疑問にお答えすべく、今回は動物リアルタイム瞳AFにスポットを当てて行きたいと思います。
筆者はロングコートチワワ(白)を飼っており、たまに一眼レフを携えてドッグランに行くのですが、なかなか顔にピントが合わず毎回苦労していました。
何度も何度も連写をして、家に帰ってからピントが合った写真を探す日々。
表情は良さそうなのに、体にピントが合っている。
AFが犬の動きに追い付かない…。
そんな経験をされている方も多いのではないでしょうか?
リアルタイム瞳AFは今回が初実装。
人物の瞳AFの性能が良かっただけに、動物対応となった瞳AFにも期待を持ちつつも
過去の苦い経験からいつも通り帰宅後の選別は必須かな…なんてことを考えながら、バージョンアップを行ったSONY α7IIIを持って撮影に向かいました。
まず、動物リアルタイム瞳AFを初めて使った率直な感想をいうと
“今までの一眼レフとは別次元の性能”
他社ハイエンドのプロ機種を優に超えているといっても過言ではありません。
個人的な感想ではありますが、マニュアルフォーカスが主流の時代に超高性能のAF機種が登場した、それくらいの衝撃です。
言葉ではなかなか伝わりにくいと思いますので、動物リアルタイム瞳AFを使用した撮影中の動画をご用意しました。
いかがでしょうか?
距離をわざと前後に動かしてみたり、望遠レンズで狙ったり、色々と試してみましたが
瞳へのAFの食いつきも非常に良く、想像以上の性能です。
動画終盤で紹介している、撮影者に向かって走ってくる姿を連写で撮影した写真一覧がコチラです。
このようにほぼ全てのショットで目元にピントが来ているのです。
動体撮影、特に犬撮りをされている方ならこの凄さをご理解いただけると思います。
実際に撮影者に向かって駆けてくるところを動物リアルタイム瞳AFで撮影した写真です。
大型犬と違ってチワワなどの小型犬は被写体が小さく、特に顔にフォーカスを合わせることが難しいと感じます。
更に全力で向かってくる小型犬はピントが抜けやすく、他社フラッグシップ機でも全ショットでピンを捉えるのは相当難しいです。
そんなハードウェア的にも技術的にもハードルが高い撮影環境ですが、この動物リアルタイム瞳AFを搭載したSONY α7IIIなら
①追従モード(AF-C)に設定
②フォーカスエリアをワイドに設定
③シャッターを押す
たったの3ステップで上に挙げた写真がいとも簡単に撮れてしまうのです。
もちろんファインダー内に捉える技術は必要ですが、逆に言えばファインダー内に捉えさえすれば他に気にすることはない。とも言い換えられます。
SONY α7III(動物リアルタイム瞳AF) + SEL100400GM
走って向かってくる愛犬 ファインダー内ギリギリまで寄ってもピントが食いつきます。
多くの場合フレームアウトする寸前になるとピントが抜けてしまう一般的な一眼レフと比べると、圧倒的な差を感じてしまいます。
動物リアルタイム瞳AFは「瞳にピントが合う機能」と、アップデートの説明では一言で片づけられてしまいますが
AFポイントの変更がなく、急な動きにも対応するので(フォーカスポイントを変更する必要なし!)
誰でも簡単に、プロ屈指の精度が出せる最強のツールになっています。
SONY α7III(動物リアルタイム瞳AF) + SEL100400GM(撮影後 トリミング)
走りながらウィンクをする愛犬
従来であれば目元にピントが来ず悔しい思いをしていたであろうカットも、このようにジャスピンです。
中々撮影出来ない貴重な表情を沢山残すことが出来たのは、高性能な動物リアルタイム瞳AFがあったからこそ。頼もしい限りです。
SONY α7III(動物リアルタイム瞳AF) + SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM(MC-11使用)
愛犬のポートレートでも動物瞳AFは大活躍。
餌を持ってカメラへ視線を誘いつつ、AFポイントを目元へと変えて、ピントを合わせて…という従来の撮影方法が
構図だけ決めてシャッターを押すだけで自動的にピントが合うようになるので、撮影リズムも飛躍的に向上します。
SONY α7III(動物リアルタイム瞳AF) + SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM(MC-11使用)
片目ではあまり認識しないという前情報がありましたが、今回の撮影では片目でもピントが合う場面がよくありました。
正面を向いた状態に比べると認識率は下がりますが、十分実用として利用できる認識レベルでした。
一度正面で瞳を認識させ、構図を横にずらして片目状態にしても瞳を追い続けていたので、想定していたよりいろいろな構図で楽しめそうです。
SONY α7III(動物リアルタイム瞳AF) + SIGMA Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM(MC-11使用)
SONY α7III(動物リアルタイム瞳AF) + SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM(MC-11使用)
走ってくる写真はSEL100400GMで撮影を行いましたが、それ以外の写真は動作確認も兼ねて、SIGMAのEFマウント用Artレンズ 24-70mm F2.8 DG OS HSMと50mm F1.4 DG HSMにMC-11を装着して撮影しています。
勿論純正レンズで撮影するのがベストではありますが、MC-11を介しての撮影でも動物瞳AFは正常に作動していました。
今後アップデートにて動物リアルタイム瞳AF搭載予定のα6400であれば実売10万円程度と、α7シリーズに比べると価格も抑えられますので
キヤノン機を使ってペットを飼っている皆様は、ぜひソニーの動物リアルタイム瞳AF搭載機種を買い増し(乗り換えも!?)してみる価値ありです!
※ブログ作成時、上記二本での動作確認はしておりますが、純正レンズとの組み合わせとは異なりメーカーの動作保証はございません。ご留意ください。
以上、いかがでしたでしょうか?
動物撮影においてゲームチェンジャーになること間違いなしの動物リアルタイム瞳AF機能。
ペットを飼われて購入を迷われている皆様、後悔をさせない素晴らしい性能です。
是非手に取って動物リアルタイム瞳AFを思う存分楽しんでみてください!
ご自身のペットがしっかりと反応するのかどうか不安な場合、ペットのお写真を数枚もって当店にご来店頂ければ
その場で確認が出来ますのでお気軽にお持込ください。