【SONY】 α PHOTO Vol.33 SONY Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM (SAL50F14Z) 編
F8.0 1/640秒 ISO100 body Sony ILCE-7R
α PHOTO Vol.33
『SONY (ソニー) Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM(SAL50F14Z)』
8月も気付けばあと少し。
毎年、ちょっと遠くへ向日葵を見に足を運んだりしてましたが
今年は都内で見れる向日葵畑に行ってきました。
青空に積乱雲。
向日葵が映える絶好の撮影日和。
今回のレンズはPlanar T* 50mm F1.4 ZA SSM。
Planarの第一印象は色乗りが濃い。
それは良い意味でも悪い意味でも自分の中で消化してましたが
夏の季語にPlanarの写りはピッタリだなと感じました。
鮮やかすぎない鮮やかさ。
いつかの情景をしっかりと写してくれます。
F5.0 1/3200秒 ISO100 body Sony ILCE-7R
色が濃い というとコントラストと彩度が煮詰まってしまう印象があるのですが
このレンズに関しては、透明感があるといえばいいのか色の乗り幅に余裕があるように感じます。
それでいてパキっとした写りを楽しむことが出来るレンズです。
F4.5 1/4000秒 ISO100 body Sony ILCE-7R
F1.4 1/8000秒 ISO100 body Sony ILCE-7R
F値は開放のほうがボケる!
わかりやすいほうに開放とF4.5くらいに絞った
同じ構図の写真を載せてみました。
F4.5くらいでは雲の輪郭が出ていて
F1.4ではもう境界線が無くなっています。
それだけではなく向日葵もキリっとした描写から柔らかくなっています。
厳密にはF1.4ではシャッタースピードが1/8000でも明るすぎますよー、
と警告が出たまま撮っているので
NDフィルター(暗くしてシャッタースピードをあえて遅くするフィルター)が必要になります。
ただ、撮れないことはないので警告が出ても撮ってしまうんですが。
カメラは意外に頑張り屋です。
べったりした色になりやすいケースが多いペンキの色も自然。
F4.0の被写界深度は近距離の撮影では丁度よく、背景とのボケの立体感も良く出ます。
F2.2 1/2500秒 ISO100 body Sony ILCE-7R
横断歩道を渡る人たちに咄嗟に向けた一枚。
いい西日が射し込んできて生まれる影と陽のコントラストを
肉眼で見た時以上のもので写してくれました。
影に対して透明感っておかしいかもしれませんが、影が潰れることなく写っています。
F2.8 1/100秒 ISO100 body Sony ILCE-7R
F2.5 1/60秒 ISO100 body Sony ILCE-7R
F4.0 1/125秒 ISO100 body Sony ILCE-7R
F1.4の明るさとボケを楽しむだけでなくやや絞ってからの
解像感もぜひ楽しんでもらいたいレンズです。
ピント面の解像度は素晴らしく、「画」の質が格段に上がります。
鮮やかな画だけでなく、落ち着いた色調の雰囲気もしっかりと描写します。
F8.0 1/2000秒 ISO100 body Sony ILCE-7R
絞れば全景も撮れる名役者。
50mmの画角の扱いやすさに開放と絞りの選択で遊べるレンズでした。
使い勝手のいい50mmは私の一番使用頻度の高い焦点距離です。
皆様はどんな焦点距離のレンズが好きでしょうか。
αPHOTO第33回のレンズは『Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM』でした。
今回の使用ボディは『α7R』です。
次回はどんなレンズが登場するでしょうか?
お楽しみに!!
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