突然ですが皆様、宗谷をご存知でしょうか?
宗谷は初代南極観測船としての大役を終えた後、現在はお台場にほど近い船の博物館付近に展示されています。
展示と言っても地上に引き揚げられているわけではなく、現在も錨を降ろし船としての体裁を取り続けているのです。
私が生まれるよりはるか前に南極の地を目にした船が未だ現存しているだなんて、なんとロマンチックなのでしょうか。
気がつくと手早く荷物をまとめ船の博物館へ向かっていました。
今回は愛機α7RⅣと35mm F1.4GMをチョイス。
写真はもちろん動画にも使いやすく、撮影中にタッチフォーカスを使用してピント位置を変える際もスゥーっと非常に滑らかに動いてくれます。
西日と波のきらめきが反射した宗谷は非常に美しく、何時間だって見ていられます。
筆者はカメラ片手に宗谷の周りをうろうろとしていたらあっという間に2時間経っていました。
補修されているとはいえ、この船が南極に行ったと考えるだけで胸が熱くなります。
電力ケーブルでしょうか。
撮影中もユラユラと揺れており、退役後も今なお船としての役目を果たし続ける姿に敬意をおぼえます。
先日までコートを着込んでいたのに、いつの間にか桜は散り海風に心地よさを覚える季節になっていました。
明暗差があるため今回はS-Log3で撮影しましたが、HLGで撮って出しでもよかったかもしれません。
最後は海風に揺られる桜です。
普段はスチルで使っている組み合わせでしたが、動画撮影も非常にしやすかったです。
いつでも最高の画質を提供してくれるα7RⅣと思い立った時にパッと持ち出せる35GMのサイズ感は誰にでもおススメできる組み合わせです。