
【SONY】HLGとLogの違いは?
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最近そこかしこでLog撮影について触れられるようになってきました。
Logと言えば「画面が灰色」で「編集前提」の撮影方法
逆にHLGは「ほぼ見たまま」で「撮って出し」に向いている撮影方法
と言われることが多いです。
Logが全体的に灰色な画面になってしまうのは、録画できるダイナミックレンジを広くとっているからであり、編集によって必要な明度や色に設定して書き出す為、撮って出しより潰れたり飛んだりしにくいと言われています。
実際に撮影し確認していきたいと思います。
使用機材はSONY α7RIIIとCONTAX Planar 50mm F1.4で撮影し、LogはPP9のS-Log3とPP10のHLGを共にプリセットからいじることなくそのまま使用しました。
まずは編集結果からご覧ください。
HLG・Logともに露出を合わせ、破綻が出ない範囲で暗部の持ち上げと明部の調整を行いました。
岩場の黒色がほんの少しだけLogの方が綺麗に出てくれています。
また、HLGよりLogを編集した物の方が少しだけ明暗差があります。
Log素材から編集し始め、ある程度のところでHLG素材をLogに近づけようとしましたが、
α7RⅢの内部収録では4:2:0 8bitでの収録となるためこれ以上は破綻が起きてしまいます。
より本格的な画作りを求めるのであれば10bitは欲しいところ…
最新機種のα7SⅢやFX3では内部収録で4:2:2 10bitでの収録も可能であるため、
今回の結果も踏まえて、これらのカメラを使用しての撮影も今後チャレンジしてみます。