【SONY】STFでイルミネーションを撮影しました
SONY「FE 100mm F2.8 STF GM OSS」でイルミネーションを撮影してみました。
G Masterの中でも、特にボケ表現を意識し、美しい表現をしてくれる本レンズ。
今回は、先日発売した新製品「SONY α7C」にて、撮影を楽しんでみました。
STF(Smooth Trans Focus)レンズとは、アポダイゼーション光学エレメントというこのレンズ専用で作られた特殊効果フィルターを内蔵することで、綺麗な丸ボケを作ってくれたり、二線ボケが出にくくなっております。
下記の写真は丸ボケを生かすため、MFであえてピントを外して撮影してみました。
ご覧いただきすぐにお分かり頂けるように、四隅の丸ボケも口径食にならず、しっかりと綺麗な楕円を描いてくれました。
後方の難しいイルミネーションも、美しく丸ボケを表現してくれています。
また、STFレンズはアポダイゼーション効果により透過光量が減少するため、絞りリングにはあまり見慣れない「Tナンバー」という数値が表記されています。
Tナンバーとは「レンズの透過率を含めた実質的な明るさ」を差します。
このレンズは、いつも使うF表記で考えると「F2.8」ですが、APD光学エレメントという特殊効果フィルターを通してみる実質な明るさは「T5.6」になるということです。
段階的にTナンバーをあげて、撮影してみました。
T5.6
T6.3
T7.1
T8
丸ボケの大きさが異なるのがお分かり頂けましたでしょうか。
T8につれて、効果が薄れ、楕円の丸ボケが横長になっていくのか分かるかと思います。
T5.6は最大限に効果が発揮してるため、すべての丸ボケが綺麗に描かれ、被写体を引き立ててくれるかのように表現してくれています。
いかがだったでしょうか。
ぜひ皆さまもSTFレンズで丸ボケを生かした写真を楽しんでみてください。