
【TAMRON】機動力でシャッターチャンスを逃さない、50mmはじまりの超望遠ズームレンズ
寒さも増していれば花粉にも悩まされる2月半ば、撮影ともなればなんのそのと言いたいところですが強がりは言えません。
健康のためにも散歩は日課ではあるのですが、たくさんの機材を持ち運ぶのは大変ですし目的に合いません。そんな時によく選択するレンズが今回使用した「TAMRON 50-400mm F4.5-6.3 Di III VC VXD/Model A067S」です。
ボディは「 SONY α1 ボディ ILCE-1」、II型が登場したことで中古品がだいぶお求めやすくなりました。
自然の多い公園では野鳥との出会いが多くあります。おかげで多種多様な野鳥と出会っては撮影し、なんという種類か確認するようになりました。
ヒヨドリなど毎度おなじみの野鳥もいますが、水を飲んでいたり木の実を食べていたりなど行動を観察するのも面白いものです。
あちこち小川や池があるおかげで水辺の野鳥ともよく遭遇します。このレンズなら望遠側400mmまでカバーしているので不意にカワセミと出会っても諦めることなく撮影に臨めます。
この時期、水鳥は寒くないのかと心配になりますがこちらのコサギは樹上で一休みしているようでした。
タイトルにもしたようにこのレンズは長さ183.4mm、重さ1155gと大体100-400mmクラスと同等のサイズ感で持ち歩きも苦になりません。
だいたいストラップ斜め掛けで持ち歩き、気になった被写体があればすぐに向けて撮影できる、幅広い焦点距離をカバーしつつも機動性を欠かないレンズの1本だと思います。
小川沿いを歩いた先では大きな橋と池が迎えてくれます。
標準的な画角である50mmでシャッターをきるも、少しズームして一部を切り取るも自由です。
この橋の下には「湿生植物園」があり、5月上旬にはアヤメ、6月にはさまざまなハナショウブが目を楽しませてくれます。いまからその時期にカメラを持って訪れるのが楽しみです。
池では例年見かけるヒドリガモたちが水面にクチバシを滑らせるようにしながら泳ぎ回っていました。この日はほかにオオバンやキンクロハジロ、カワウも少数混ざっていました。まれにカイツブリやカワセミも登場するため、この池周辺は訪れる人たちの人気スポットでもあります。
頭上でちらちら動き回る影、さえずりが聴こえてきて見上げた先にはシジュウカラがいました。短い距離を飛び回っていたためいなくなる前にと急いでレンズを向けましたが、オートフォーカスも早く小さな体格のシジュウカラにスッと合わせてくれました。
四季を通じてよく訪れる自然公園は細長いようなかたちで面積は約42ヘクタール、広いなとは思っていましたが調べてみれば東京ドーム9個分に近く驚きました。約900種に及ぶ植物と、約50種にも及ぶ野鳥が観察でき、水車や売店などちょっとした施設もあります。
ちょうど中央あたりには小さなころ遊んでいた大型遊具があり、経年にふさわしいたたずまいでしたがつい最近新しい大型遊具がそなえつけられていました。
冬の少しさみしい公園にカラフルな遊具、まだ工事中の真新しい滑り台に焦点をあててシャッターをきってみました。これから子どもたちに大人気の場所となりそうです。
ちょうどお昼時だったので持参していたお弁当を食べつつのんびりとした時間も過ごしました。
各所に4人掛け程度の大きなテーブルがあるため、休憩したり食事をしたり思い思いの時間を過ごせます。もう1、2か月もすれば近くに桜が咲き始める人気の場所ですがさすがにこの時期では人影は少なかったです。
帰り際、ちょうど木々のあいだから日の光が差し込んだ水仙が並び綺麗でした。今回はあまり被写体に近付きませんでしたが、広角端の最短撮影距離は0.25m、最大撮影倍率1:2の高い近接撮影能力でハーフマクロも楽しめるレンズなので、もう少し暖かくなってきて植物が増えたらもっと活躍の場が増えそうです。